結局、タイヤはどこで買うのがお得?ショップ別メリット・デメリットや選び方を解説
タイヤを購入するタイミングになるたびに、「どこで買うのが一番お得なんだろう」「どのタイヤが良いんだろう」と悩んではいないでしょうか。タイヤは種類も豊富な上に、買える場所もたくさんあるため、つい、「今年もいつものショップで…」と無難な決断をしている人も多いかもしれません。
しかしタイヤは、安くはない買い物です。また車の安全を足元で支える重要パーツでもあります。「安さ・お得さ」と「安全・安心」を両立させられるショップで買うのが、ベストな選択です。
この記事ではタイヤをどこで買うべきか迷う人に向けて、タイヤを買える場所7選とそれぞれの特徴を解説しました。
今年こそ、コスパが良く安心できるタイヤを買える場所に出会うためにも、ヒントとしてご活用ください。
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目次
タイヤが買える場所
まず、タイヤが買える場所をすべて把握しましょう。まだ利用したことがない店舗や穴場、「そこでも買えるんだ!」という場所が見つかるかもしれません。
一般の方がタイヤを購入できる場所と、それぞれの特徴を解説します。
タイヤ専門店
タイヤ専門店とは、名前のとおり自動車のタイヤを専門的に取り扱うショップです。タイヤ以外にカー用品の取り扱いもあり、整備工場も併設しています。
タイヤを中心に、車の総合的なメンテナンスができるのがタイヤ専門店です。
大手タイヤ専門店は次のとおりです。近くで看板を見かけたことがあるショップもあるのではないでしょうか。
◎ 大手タイヤ専門店
- タイヤ流通センター
- COCKPIT
- ミスタータイヤマン
- タイヤ&ホイール館 フジ
メーカー直営のタイヤ販売店
メーカー直営のタイヤ販売店とは、ブリヂストンやYOKOHAMA、ダンロップなどのタイヤメーカーが、直営で一般向けにタイヤを販売しているショップです。
◎ メーカー直営のタイヤ販売店
- タイヤ館(ブリヂストン)
- タイヤガーデン(YOKOHAMA)
- タイヤセレクト(ダンロップ)
カー用品店
カー用品店は、タイヤを含むカー用品全般を取り扱うショップです。店舗数も多く、ユーザーにとっても身近な存在です。芳香剤や洗車グッズなど、ちょっとした買い物にも利用できます。
◎ 大手カー用品店
- オートバックス
- イエローハット
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドも、タイヤを買える場所の1つです。タイヤ専門店やカー用品店以上に店舗数が多く、24時間空いているケースも多いため、利便性が高い存在です。
「急なパンクでタイヤ交換が必要になった」「急な降雪でスタッドレスタイヤに交換したい」など、予期せぬ事態の際には頼りになります。
ただし近年はスタッフ数が少ない「セルフ方式ガソリンスタンド」や、整備を行わないガソリンスタンドも増えています。すべてのガソリンスタンドでタイヤの取り扱い・交換ができるとは限らない点に注意してください。
整備工場
町の整備工場でもタイヤを購入できます。ただし、整備工場は「整備・メンテナンス」が主な業務です。タイヤの在庫や種類は限定的な場合も多く、価格も激安とはいかない点に注意しましょう。
ディーラー
新車を買ったディーラーでも、タイヤの購入は可能です。ディーラーはその車について一番詳しい存在であるため、車種に合ったタイヤを選定してくれます。
ただし、タイヤ価格はタイヤ専門店などに比べると高めです。また選べるメーカーや種類も限定的になります。
ネット通販
タイヤは、ネット通販でも購入できます。ネット通販でタイヤを買う場合は、「会社から買う」「個人から買う」の2つの方法があります。
◎ ネット通販を行っている大手タイヤ販売店
- オートウェイ
- フジ・コーポレーション
- タイヤフッド
◎ ネット通販で個人からタイヤを買える場所
- ヤフオク!
- メルカリ
- ラクマ
またAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールでもタイヤを購入できます。
タイヤはどこで買うのがお得?ショップ別メリット・デメリット
タイヤを買える場所は、以下の7つがあるとわかりました。
- タイヤ専門店
- メーカー直営のタイヤ専門店
- カー用品店
- ガソリンスタンド
- 整備工場
- ディーラー
- ネット通販
結局、どこでタイヤを買うのが一番失敗が少ないのでしょうか?メリット・デメリットの観点から、それぞれのショップを解説します。
タイヤ専門店
タイヤ専門店のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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タイヤ専門店のメリットは、なんといっても品ぞろえの豊富さです。ブリヂストンやYOKOHAMA、ダンロップなどの有名ブランドタイヤから、ハンコック・ROADSTONEなどの低価格アジアンタイヤまで、どんなタイヤでも手に入ります。
タイヤの選定に当たって、プロに相談できる点もタイヤ専門店のメリットでしょう。
またタイヤ専門店は、独自のタイヤ流通経路を持っています。大量仕入れによる低価格が実現できるのも、専門店の強みです。
たとえば全国に150店舗以上を構えるタイヤ流通センターは、タイヤ価格をわかりやすい定額制にしています。ユーザーは3つのプランを選ぶだけ!プロが最適なタイヤを選定します。
「タイヤ価格の違いがよくわからない」「種類が多すぎて、どのタイヤが良いか決められない」といった方は、ぜひ利用してみてください。
引用:タイヤ流通センター 取扱ブランド|タイヤ流通センター
ただし、夏タイヤとスタッドレスタイヤの交換時期、急な降雪時などは、整備工場が混み合う場合があります。事前に予約しておくのがおすすめです。
メーカー直営のタイヤ販売店
メーカー直営のタイヤ販売店でタイヤを買うメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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タイヤメーカー直営のタイヤ販売店は、直営ならではの「安心感」を得られる点がメリットです。またメーカーのタイヤを毎日取り扱っているプロスタッフが交換作業を行ってくれるため、ランフラットタイヤ・大口径タイヤなどの特殊タイヤでも任せられます。
ただし、直営店だからこそタイヤの種類は制約を受けます。基本的に母体メーカーのタイヤからしか選べません。
また直営店のため、メーカー品の大幅値引きも少ない傾向にあります。
いかにもタイヤショップという外観と立地は、女性や初心者にとっつきにくい印象を与える可能性もあります。
カー用品店
カー用品店でタイヤを買うメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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カー用品店は、交換を待っているあいだにカー用品の買い物ができる利便性がメリットです。タイヤの価格もディーラーより安く、気軽に入れる店構えや立地もユーザーにとって嬉しいポイントでしょう。
ただしタイヤの品揃えは、タイヤ専門店には及びません。こだわりのタイヤや、コスパの良いアジアンタイヤなどを探したい人は、タイヤ専門店にも相談してみてください。
また誰にとっても身近な存在であるゆえに、交換作業が集中し時間がかかる場合があります。できるだけ予約をしてから利用するようにしましょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでタイヤを買うメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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ガソリンスタンドは夜遅くまで、あるいは24時間営業しているところが多くあります。タイヤ交換の作業は21時ごろには終了する場合が多いのですが、他のショップと比べると遅い時間まで対応してもらえるのは安心材料です。
店舗数が多いため、遠くまで行かなくてもタイヤを買える利便性もメリットでしょう。
ただし、ガソリンスタンドはタイヤ販売が主事業ではありません。タイヤは店頭に最低限のラインナップがあるだけというところも多く、希望のタイヤが入手できない場合があります。またタイヤ本体・交換費用とも高めに設定されています。
どうしても急にタイヤ交換をしないといけない場合以外は、タイヤ専門店で相談した方がコスパの良いタイヤ交換が可能になります。
整備工場
整備工場でタイヤを買うメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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整備工場には、国家資格である自動車整備士資格の所有者が大勢働いています。プロ中のプロに交換作業をしてもらえる安心感は、整備工場のメリットでしょう。タイヤ交換のついでにオイル・エレメント交換やバッテリーチェックなど、メンテナンスも依頼できます。
一方で、選べるタイヤの種類は限られる場合が多いようです。特定のタイヤメーカーとだけ取引をしている整備工場もあるため、かならずしも希望通りのタイヤが手に入るわけではない点は押さえておきましょう。
そもそも店頭には在庫を持たず、取り寄せて交換というスタイルの工場もあります。急いで交換したい場合には、整備工場は向いていないかもしれません。
ディーラー
ディーラーでタイヤを買うメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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ディーラーはタイヤのサイズや扁平率、トレッドパターンなどを踏まえ、車種に合う最適なタイヤを選定してくれます。
交換の際は車を自宅まで取りに来てくれるなど、サービスのきめこまやかさもディーラーの特徴です。
一方で、タイヤの価格はタイヤを買える場所の中でもっとも高くなります。あわせて交換作業工賃も高くなるため、安くタイヤ交換をしたい人には向いていません。
丁寧なサービスの反面、時間がかかるという声もあります。サービスの質と時間・費用対効果を比較して、ディーラーに依頼するかどうか決めると良いでしょう。
ネット通販
ネット通販ででタイヤを買うメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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ネット通販には「激安タイヤ」「中古タイヤ」も多数流通しています。タイヤ価格を重視する人は、一度チェックしてみると安さに驚くかもしれません。
また自宅までタイヤを届けてもらえる点は、自分でタイヤ交換をする人にとってはメリットとなります。
ただし、ネット通販でタイヤを購入し、ショップで交換してもらいたい人は要注意です。整備工場やショップの中には、持ち込みタイヤの交換対応はしていないところも多いためです。また交換工賃も割高になる場合があります。
とりわけ個人間での取引は、タイヤの品質に不安が残ることも気を付けましょう。購入前には画像でしか商品を確認できないため、見えないところに傷やヒビがある可能性もあります。
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タイヤをどこで買うか、決めるときはここまでチェック!
タイヤをどこで買うか決める際は、以下の観点からも比較しましょう。
- 交換工賃
- 廃タイヤの処分費用
本体価格が安くても交換工賃がかさみ、結局お得でなくなった…というケースもあります。「費用は総合的に検討する」ことが、お得なタイヤ交換を実現するコツです。
交換工賃
ショップ別のタイヤ交換の工賃は、以下の目安を参考にしてください。
ショップ | 交換工賃(4本・税込) |
タイヤ専門店 | 6,600円~10,000円 |
メーカー直営のタイヤ専門店 | 7,700円~ |
カー用品店 | 4,400円~ |
ガソリンスタンド | 4,400円~11,000円 |
整備工場 | 4,400円~12,000円 |
ディーラー | 8,800円~32,000円 |
ネット通販でタイヤを購入した場合は、交換を希望するショップが「持ち込みタイヤの交換を受け付けているか」をかならず確認してください。
持ち込みタイヤの交換費用は、通常の交換工賃の2~3割増しになるケースが多いようです。
廃タイヤの処分
古いタイヤは、自治体のゴミ処分場には持ち込めません。所定の費用を支払い、ショップに処分を依頼しましょう。
廃タイヤの処分料は、1本あたり300円~500円程度が目安です。ショップによって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
まとめ
車に合うタイヤは、「豊富なラインナップから」「乗り方に合わせて」選ぶことが大切です。また予算との兼ね合いやショップまでの行きやすさも、どこで買うかを決める判断材料となります。
「車に合うタイヤをできるだけ安く、安心して買いたい」
「プロの手による高品質な作業をお願いしたい」
と考える人は、タイヤ流通センターを利用してみてください。
タイヤ流通センターはタイヤの種類をどこよりも豊富に揃え、タイヤのプロが最適な1本を選定します。予算とのご相談がしやすいように、料金は3つの定額制!タイヤごとに見積もりをとらなくても、価格がわかります。
タイヤ流通センターの店舗は北海道から沖縄まで、全国に150店以上!お近くのタイヤ流通センターにぜひお越しください。
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現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。