【東北エリア】2023-2024年のタイヤ交換時期はいつがいい?お得に履き替えるコツ
毎年、「夏タイヤから冬タイヤ」「冬タイヤから夏タイヤ」への交換時期を迷う方は少なくありません。天気予報を見たり、周りの状況を見て…..、と考えているうちに、雪が降り急いで交換される方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に東北エリアは、降雪量も多く冬場のスタッドレスタイヤやチェーンは欠かせません。そのため、タイヤ交換の時期を間違えると車が動かせなくなる…..、なんてことも起こりえます。
そこで今回はエリアを東北地方に絞り、タイヤ交換の最適な時期を解説していきます。東北エリアのドライバーが、いつ頃タイヤ交換を行っているのか?という独自調査結果も公開します。
タイヤ交換のベストタイミングを知り、今年は急な降雪などにも備えお得なタイヤ交換を実現しましょう。
▼この記事でわかること
・東北エリアのベストなタイヤ交換時期
・タイヤ交換をスムーズに行うためのコツ
・スタッドレスタイヤの寿命の見極め方
・タイヤ流通センターなら最短4日でお得にタイヤ交換できること
目次
タイヤ交換のタイミングはいつ?
東北エリアの青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の方は、いつ頃タイヤ交換をしているのでしょうか?一般的なタイヤ交換の時期を知っておくと、交換作業の混雑も避けられ、予定が立てやすくなります。
ここでは、東北エリアの方々のタイヤ交換時期について、独自調査結果も公開して見ていきます。
夏タイヤ→冬タイヤへの交換時期
NEXCO東日本によると、東北エリアで初雪が降る時期は県により変わりますが、10月25日~11月9日と発表されています。11月第1週目での東北全体の冬用タイヤの装着率は、25%程度と低くなっています。11月の第2週目で40%、第3週目で62%と第2,3週目に半数以上の方が冬用タイヤに交換するという結果です。
※参考:NEXCO東日本<東北6県の冬用タイヤ装着率の推移>
東北エリアでは、11月上旬になると平野部での初雪が観測されるため、それより2週間程前に冬用タイヤに交換するのが安心です。10月下旬になったら、冬用タイヤへの交換を早めに検討しましょう。
タイヤ流通センターの独自調査では
タイヤ流通センターが調査したところによると、東北エリアでの夏用から冬用タイヤへの交換時期は「10月から徐々に増え始め、11月にピークを迎える」という調査結果が出ています。
※タイヤ流通センター
東北エリアでは、どの県でも10月と11月では2~6倍程の差が見られます。多くの方は、「11月になってからタイヤ交換をしよう」と考えているということです。
一方、東北エリア以外の県を見てください。北海道では、10月11月にタイヤ交換をしてしまう方が多く、茨城県と栃木県は12月に交換する方が多いという結果がでています。つまり、関東地方では「12月にタイヤ交換をしよう」と考えている方が多いということです。11月以降に関東地方から東北地方や北海道に車で出かける予定がある方は、早めにタイヤ交換を済ませておいた方が安心だといえます。
冬タイヤ→夏タイヤへの交換時期
東北エリアでは、何月ごろスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに交換するのが最適なのでしょうか。それは、最低気温がマイナスにならない月が目安になります。気象庁の統計データによると、東北地方では、4月から最低気温がマイナスになることがほとんどありません。
※参考:気象庁<観測開始から毎月の値|青森県>
最低気温がマイナスになると、路面凍結の恐れがあるためスタッドレスタイヤは必須です。そのため、最低気温がマイナスにならない月にノーマルタイヤに交換するのが最適といえます。
ただし、旅行などで雪のあるところや気温がマイナスになるところに行く予定がある場合は、それまでタイヤ交換は待った方がいいでしょう。
タイヤ流通センターの独自調査では
タイヤ流通センターの独自調査によると、東北エリアでの冬用から夏用タイヤへの交換時期は「3月から4月にかけて最も多い」ということが判明しました。
※タイヤ流通センター
東北地方は、県によって異なりますが3月から4月にかけて最低気温がマイナスにならなくなります。路面凍結や降雪の可能性を考え、暖かくなる4月に冬用から夏用タイヤに交換する方が最も多いようです。ただし、ゴールデンウィークに東北エリアの山間部などへ車で旅行の予定がある方は、タイヤ交換は待った方が良いかもしれません。
東北エリアの山間部などでは、5月でも雪が残っている可能性があるからです。実際に調査結果を見ても「5月にタイヤ交換をする」と答えている方が3月、4月よりかなり少ないですがいることからも分かります。
季節ごとのタイヤ交換はどうやってする?
年2回ある夏用と冬用のタイヤ交換、どこでしようか?というのも悩みどころです。タイヤ交換は様々なところでできますが、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。どこで交換するのが自分にとって最適なのか、ぜひ参考にしてください。
ディーラー
ディーラーは、そのメーカーの車を専門で扱うプロフェッショナルです。
ディーラーでタイヤ交換をしてもらうメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
ディーラーでタイヤ交換をするメリットは、次のようなものが挙げられます。
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ディーラーは、その車の「ベストな状態」を知っています。性能を最大限発揮できるタイヤや、乗り方に合ったタイヤなど、乗り手の意向に合うタイヤを用意してもらえる点が最大のメリットといえるでしょう。
また、作業の質が良いだけでなく、自宅まで車を取りにきてくれたり、交換の予約も融通を効かせてくれたりと、細やかなサービスが期待できるのもディーラーの良さといえます。
デメリット
ディーラーでタイヤ交換をするデメリットは、次のようなものが挙げられます。
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ディーラーは、サービスの細やかさや作業の質の高さにより、費用が少し高くなるのがデメリットです。また、車検や点検などの車もたくさん受け入れているので、時間がかかる場合があります。そのため、急いでタイヤ交換をしたい方には不向きです。
さらに、メーカーとの契約などの関係で、希望通りのタイヤが用意できない場合や、タイヤの持ち込みができない・持ち込み料がかかる場合もあります。できるだけ交換費用を抑えたい方や早めにタイヤ交換をしたい方は、タイヤ専門店などに相談してみた方が良いかもしれません。
タイヤ専門店
タイヤ交換は、タイヤ専門店で行うという選択肢もあります。
では、タイヤ専門店でタイヤ交換をするメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット
タイヤ専門店でタイヤ交換をするメリットは、次のようなものが挙げられます。
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タイヤ専門店でタイヤ交換をする1番のメリットは、タイヤの品揃えがどこよりも豊富で、予算や希望に合う最適なタイヤ選択ができるということです。ディーラーやガソリンスタンドも、結局はタイヤ専門店がタイヤを卸しています。つまり、タイヤが1番揃っているのは、タイヤ専門店なのです。
また、専門店ならではの技術力の高さや豊富な知識、タイヤそのものに対する保証の充実などからも、専門店でのタイヤ交換が安心できオススメです。
デメリット
タイヤ専門店でタイヤ交換をするデメリットは、次のようなものが挙げられます。
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タイヤ専門店は、安心して任せられると人気があるので繁忙期は混み合い、待ち時間が長くなることがあるという点がデメリットです。ただしこのデメリットは、どこで交換作業をお願いしても同じことが起こりうるということです。なるべく混雑を避けてタイヤ交換をしてもらうためにも、事前に予約をしておくことをオススメします。
また、タイヤの種類によっては工賃がやや高くなることがあります。サイズの大きいタイヤや偏平率が低いタイヤなどは、交換作業に技術が必要となるためです。タイヤに詳しいスタッフが常駐しているので、1度相談してみることをオススメします。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドもタイヤ交換ができる場所の1つです。
では、ガソリンスタンドでタイヤ交換をするメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット
ガソリンスタンドでタイヤ交換をするメリットは、次のようなものが挙げられます。
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ガソリンスタンドは、身近にある施設で店舗数が多く利用しやすいというのが1番のメリットです。思い立った時にすぐ行けることや、忙しく夜しか行けない方にとっては頼りになる場所です。
また、タイヤ交換ついでに給油や洗車も1つの場所で完了することもメリットといえます。
デメリット
ガソリンスタンドでタイヤ交換をするデメリットは、次のようなものが挙げられます。
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ガソリンスタンドにいる整備士の数は限られています。また、アルバイトなど経験が少ないスタッフがタイヤ交換を行うこともあり、専門店に比べると技術力に不安が残るという点があります。ガソリンスタンドは、回転率を上げて利益を上げる収益構造になっているので、丁寧で細やかな作業よりもスピードを重視する作業の傾向があります。
タイヤも売れ筋のものだけが置いてある場合が多く、希望通りのメーカーやグレードのタイヤが選べるとは限らないという点もデメリットだといえます。
自分でする
自分でタイヤ交換をする、という方法もあります。
自分でタイヤ交換をする場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
自分でタイヤ交換をするメリットは、次のようなものが挙げられます。
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自分でタイヤ交換をすると、交換にかかる作業工賃がかなり節約できます。また、自分の好きなタイミングで交換できるため、時間の節約にも繋がるでしょう。パンクなどの緊急時に、スペアタイヤと交換するスキルが身に付くのもメリットだといえます。
デメリット
自分でタイヤ交換をするデメリットは、次のようなものが挙げられます。
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1番のデメリットは「危険が伴うこと」です。タイヤが正しい状態で取り付けられていないと、脱輪・事故が起きる恐れもあります。また、力加減を間違え締め付けを行うと、ボルトやナットが壊れてしまうこともあります。車をジャッキで持ち上げている最中に、車が落ちたり動いたりする危険もあります。
自力でのタイヤ交換は、かなりの労力とスキルが必要で危険も付きまといます。少しでも不安がある場合は、プロに頼んだほうが安心で確実です。
タイヤ交換をスムーズに済ませるには
タイヤ交換をサッとスムーズに、しかもお得に済ませるコツを3つ、ご紹介します。
コツ①事前予約
タイヤ交換は、計画的に行うことが大切です。交換を先延ばしにした挙句、急に降った雪に慌てて交換に飛び込むと、半日から1日がかりになることもあるからです。
先にご紹介したタイヤ交換時期の目安を参考に、早めに交換の予約を入れておきましょう。
コツ②他の整備と一緒にする
タイヤ交換で車を整備に預けたついでに、他のメンテナンスも済ませてしまうのもオススメです。オイルやエレメントの交換、バッテリーの点検、ラジエター液の点検などまとめてチェックしてもらうことで、その都度車を持ち込む手間が省けます。他のメンテナンスも同時に済ませ、安心して車に乗りましょう。
コツ③使わないタイヤを預かってもらう
シーズンオフのタイヤは、タイヤに合った環境で保管しておくことが長持ちの秘訣です。直射日光が当たる場所に置いておくと、タイヤにひび割れが起きたり、ゴムが硬化したりと、タイヤの寿命が縮む原因になります。
タイヤ交換後、そのままタイヤを預かってくれるお店もあります。保管サービスを上手に利用して、タイヤを長持ちさせましょう。
履き替えたタイヤのチェックをしよう
安全運転のためにも、タイヤ交換時には必ずタイヤの性能チェックをしておくことをオススメします。万が一、不具合や異変に気づいた時はすぐに交換したところに連絡し、点検してもらいましょう。
タイヤの溝の減り具合
タイヤの溝の減り具合のチェックは、とても大切なポイントです。タイヤの溝が浅くなると滑りやすくなり、とても危険だからです!ただ、どれくらい減ったら新しいタイヤに交換すべきか、というのは見てもよく分からない、という方が多いのではないでしょうか。
夏用タイヤは、残り溝が4mm以下になると性能が低下するため4mmが寿命と言われています。
冬用タイヤは、新品時から50%摩耗すると寿命と言われています。その判断は、プラットフォームという印で判断できます。
※参考:ブリジストン<タイヤの寿命と交換時期>
タイヤの残り溝をチェックし、安心して車に乗りましょう。
プロにタイヤチェックをお願いしよう
年2回のタイヤ交換を利用し、プロにタイヤの性能チェックをしてもらうのがオススメです。今のタイヤが、次の夏・冬も使えそうか、今の乗り方なら残り何シーズン乗れそうか、といった点も教えてもらえます。
タイヤのことで気になった時は、プロに相談し適切なアドバイスをしてもらいましょう。
次のタイヤを余裕をもって探そう
プロのタイヤチェックで次のシーズンには新しいタイヤが必要と言われたら、余裕をもってタイヤを探しておきましょう。慌てて探すと、繁忙期には専門店であっても在庫切れになってしまう可能性があります。
タイヤが必要な時は、余裕を持って探し、予算や希望に合うタイヤを購入しましょう。
まとめ
東北エリアのタイヤ交換の時期、タイヤ交換をするのにオススメの場所や、お得にタイヤ交換をするコツを解説してきました。
タイヤ交換時期を間違えると、事故に繋がったり、タイヤを余計に消耗してしまう原因にもなります。
「交換が面倒」「まだ履ける、もったいない」と、つい遅らせてしまうタイヤ交換ですが、安心安全に車に乗るためにとても重要な作業です。毎年のことなので、スムーズにお得に交換できるよう早めに検討・計画しましょう。
タイヤ流通センターでは、シーズン毎にお得なキャンペーンも多数開催されています。見積もりから最短4日でタイヤ交換が可能です。価格や品質、性能などこだわりに合わせたタイヤも必ず見つかります。ぜひお気軽にご相談ください。
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。