タイヤにはもともと保証がついている？パンクに備える補償はつけられるのか

タイヤにはもともと保証がついている？パンクに備える補償はつけられるのか

車を使用していると、気づかないうちにタイヤがパンクしていたという経験はありませんか。そのような時に、「タイヤに保証がついていれば…」「パンクに対する補償があればいいのに…」と思ったことがある方は多いでしょう。

そこで今回は、タイヤに対する保証の有無や保証条件、パンクに備える補償などについて解説します。パンクは予期せぬ時に起こる故障の一つで、未然に防ぐことが難しいです。タイヤの保証やパンクの補償を知っていれば安心できるので、ぜひ参考にしてみてください。

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タイヤには保証がついているの？

タイヤに保証がついているのか、気になる方は多いでしょう。ここでは、タイヤには保証が有るのか無いのかについて解説します。

基本的にタイヤの保証はない

基本的にはタイヤの保証はありません。タイヤは、車が走行するたびに摩耗していく消耗品で、運転の仕方や車の使用頻度により消耗の早さが異なります。そのため、基本的には保証ができないというのが現実です。新車で購入した車についているタイヤにも保証はありません。

・タイヤ交換後すぐにパンクした ・パンク修理できずに交換になった ・縁石に乗り上げてタイヤが傷ついた ・交換後1年で劣化(ひび割れ等)した

上記のように、いつトラブルが起こるかわかりません。つまり、カーメーカーの保証やタイヤを購入したところの保証には基本的にタイヤは含まれていないのです。

購入場所によってはパンク保証がつけられることも

基本的にタイヤの保証はありませんが、購入場所によっては、パンク補償がつけられることもあります。タイヤメーカーなどの保証ではなく、購入した店舗独自でタイヤの保証サービスを行っているところがあるのです。店舗独自の保証サービスなので、保証内容や保証範囲などすべてお店によって変わります。また、全国的なチェーン店の場合、地域によって内容が変わったりする可能性があるので注意しましょう。

タイヤのパンク保証とはどんなもの？

タイヤのパンク保証とは、どのような内容なのでしょうか。店舗によって差はありますが、一般的な保証内容を紹介します。近年、パンクをはじめとしたタイヤのトラブルが増加傾向にあります。トラブル発生時にタイヤのパンク保証に加入していれば、タイヤ購入後のパンクに備えることができます。では、タイヤのパンク保証について見ていきましょう。

1本パンクでも4本交換

タイヤのパンク保証に加入すると、釘ふみや悪路走行、縁石乗り上げなどによりタイヤが1本パンクした場合でも、タイヤ4本を新品に交換してもらえます。ただし、自店で購入したタイヤのみが保証対象となり他店で購入したタイヤは対象外であったり、他にも条件があるのでしっかり確認しましょう。

長期保証

タイヤのパンク保証期間は、対象タイヤの販売日やタイヤ装着日から2年間という店舗が多いです。また、保証の走行距離は、タイヤ装着から45,000kmや走行距離による制限はないが、タイヤの溝の残量による制限がある店舗などがあります。タイヤのパンク補償は長期保証となっていますが、総じて上記の保証期間中1回のみ対象となっています。

補償対象金額や補償料金の設定あり

店舗によって異なりますが、補償対象金額や補償料金の設定があります。プランが設定されている店舗が多く、加入金額に応じて補償対象金額が変わります。加入金額は、2,000円～25,000円ほどとなっており、補償対象金額が加入金額に応じて10,000円～300,000円までとなっています。

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事例①カー用品店のタイヤ保証

ここでは、カー用品店のオートバックスやイエローハットのタイヤ保証について見ていきます。

オートバックスでは「あんしんタイヤ補償」、イエローハットでは「タイヤパンク補償」という保証があり、それぞれの店舗でタイヤを購入・取付を行ったものが対象となります。補償内容はほぼ同じでタイヤのパンクに対する補償ですが、保証期間や料金などが違います。では、補償内容・補償料金・補償期間を見ていきましょう。

補償内容

・1本パンクした場合でも4本交換

保証内容に関しては、オートバックスもイエローハットも同じです。

次は補償料金です。オートバックスとイエローハットでは料金が異なりますので、注意してください。それぞれの補償料金を表でまとめました。

オートバックス補償対象金額（税込）	オートバックス補償料金（税込）
20,000円以下	4,000円（4,400円）
20,000円超~40,000円以下	6,000円（6,600円）
40,000円超~60,000円以下	7,000円（7,700円）
60,000円超~80,000円以下	11,000円（12,100円）
80,000円超~100,000円以下	12,000円（13,200円）
100,000円超~120,000円以下	13,000円（14,300円）
120,000円超~140,000円以下	15,000円（16,500円）
140,000円超~200,000円以下	18,000円（19,800円）

イエローハット補償対象金額（税込）	イエローハット補償加入料金（税込）
20,000円以下	4,000円（4,400円）
20,001円~40,000円	5,000円（5,500円）
40,001円~50,000円	6,000円(6,600円)
50,001円~70,000円	8,000円（8,800円）
70,001円~80,000円	9,000円（9,900円）
80,000円~100,000円	10,000円（11,000円）

補償期間についてもオートバックスとイエローハットでは異なります。

オートバックス補償期間	イエローハット補償期間
タイヤ購入日より30ヶ月	タイヤ購入から2年または25,000km

補償期間では、オートバックスの方が長いという結果です。
また、注意点があり補償開始日から180日以内のパンクの場合、オートバックスでは交換は2本が上限で補償限度額の50％が補償上限となります。イエローハットでは、同じく180日以内であれば補償上限金額の60％の補償となります。

※参照＜あんしんタイヤ補償｜オートバックス＞＜タイヤパンク補償｜イエローハット＞

事例②タイヤ専門店のタイヤ保証

ここでは、タイヤ専門店のタイヤ流通センターのタイヤ保証について見ていきます。

タイヤ専門店のタイヤ流通センターには、タイヤ安心保証サービスという保証があります。タイヤ流通センターにてタイヤを購入・交換した方が保証に加入できるもので、タイヤパンク損害に対してタイヤ代金を保証するサービスです。下記に保証内容をまとめます。

保証内容

・1本パンクした場合でも4本タイヤ交換 ・保証期間はタイヤ販売日から2年間 ・釘ふみ、悪路走行、縁石乗り上げでのパンクも保証

また、保証プランによって保証金額と加入金額が変わります。プラン内容は下記の通りです。

保証プラン	加入金額(税込)
～10,000円の商品	2,000円(2,200円)
～20,000円の商品	3,000円(3,300円)
～50,000円の商品	4,000円(4,400円)
～70,000円の商品	6,000円(6,600円)
～100,000円の商品	7,000円(7,700円)

保証期間は以下の通りです。

保証期間

・対象タイヤの販売日から2年間 ・対象タイヤ装着から走行距離45,000kmまで

上記サービスは、保証期間中に1度のみ受けることができます。カー用品店の補償のように、180日以内の補償上限等の制限はありません。保証内容も良く、保証期間も長いので安心できる保証といえます。

※参照＜タイヤ安心保証サービス｜タイヤ流通センター＞

タイヤ保証をつける際に気を付けること

タイヤ保証に加入する際に注意する点がいくつかあります。ここでは、その注意点を紹介します。「加入しようと思ったが加入できなかった」や「思っていたものと違った」と、ならないようにしっかり確認しておきましょう。

加入条件を確認

まずは、加入条件を確認しましょう。店舗により加入条件が異なります。共通している点は、「お店でタイヤを購入したタイヤ」又は「購入し取付を行ったタイヤ」が補償対象となることです。また、補償回数は期間中に1回というのもほぼ共通しています。補償の期限や走行距離などは、店舗によって違いがあるので確認しましょう。

後日加入ができないことがある

タイヤ保証は、後日加入ができない可能性があるため、購入時に加入の意思を伝えましょう。もし、タイヤ購入時に加入を忘れた場合は、購入店舗に連絡し加入できるか確認しましょう。

取り扱っていない店舗がある

タイヤ保証は、全てのカー用品店やタイヤ専門店が行っている保証ではありません。取り扱っていない店舗も多くありますので、保証に加入したい方は購入前に保証があるか確認してからタイヤを購入しましょう。

サイトから申請の場合は画像が必要

ネットでタイヤを購入し保証に加入した場合、パンク補償の申請にはパンク箇所の写真の提出が必要です。その後、指定の工場にて交換作業となります。写真の提出が面倒という方は、店舗で購入し補償対応してもらうのが良いでしょう。

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タイヤパンクの不安を和らげる保証に加入するのがおすすめ

タイヤのパンクは、急に起こるトラブルなのでパンク補償に加入しておけば安心できるのでおすすめです。保証に加入するなら、長期保証で補償内容がしっかりしているものに加入するのがベストです。タイヤ購入やタイヤ交換をすると、最初からパンク補償がついており、補償内容や補償期間がしっかりしているタイヤ流通センターがおすすめです。またタイヤ専門店なので、タイヤの種類も豊富で、自分に合うタイヤもきっと見つかりますよ。

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まとめ

今回は、タイヤの保証について解説しました。基本的にタイヤは消耗品なので保証の対象外ですが、店舗によってはパンク補償サービスを行っているところもあります。補償内容や補償期間、回数など店舗によって条件は異なりますが、加入しておくとパンクした時の安心材料になります。ただし、タイヤ保証をつける際には気を付けることがあるのを忘れないようにしましょう。タイヤ保証をつけ、安心してドライブしましょう。

パンク補償は様々なお店が取り扱っていますが、タイヤ購入や交換をするとパンク補償がついてくるタイヤ流通センターがおすすめです。最初から補償がついているので、どんな方でも安心できます。また、タイヤ専門店ならではのタイヤの品揃えなので、自分に合うタイヤが必ず見つかります。ぜひ検討してみてください。