タイヤ交換の見積もり、内訳までちゃんと見てる?項目ごとの相場と安く済ませるコツを解説

車に乗る限り必要なのが「タイヤ交換」です。夏タイヤとスタッドレスタイヤの交換や、タイヤ劣化に伴う交換など、タイヤ交換なしでは車に乗れません。

ただ、タイヤの交換の際、「見積もり」は内訳までしっかり見ているでしょうか?「どうせ必要なものだから」「見てもよくわからないから」とショップの言い値のままに交換してはいませんか?

実はタイヤ交換は、ほんの少しの知識とちょっとしたコツで、費用をグンと抑えられます。見積もりの内訳について知り、タイヤ交換費用を節約できる方法を解説します。

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タイヤ交換の見積もり、よく見てる?内訳と相場


タイヤ交換時に提示される見積もりの内訳は、次のとおりです。どのショップで交換しても、共通して必要になります。

  • タイヤ本体代(タイヤによって幅がある)
  • タイヤ交換の工賃(6,600~11,000円)
  • エアバルブ代(1,000~2000円程度)
  • 廃タイヤ処分費用(2,000円程度)

タイヤ交換には、タイヤ本体代に加えて、7,200~11,200円ほどのその他費用が掛かります。ここからは、費用項目を詳しく解説します。

タイヤ本体代

タイヤ本体代はタイヤ交換の見積もり内訳で8割以上を占める、もっとも金額の大きな項目です。

タイヤ価格は「サイズ」によって金額が変わります。主なタイヤサイズと、価格の相場をまとめました。

車種 タイヤサイズ 相場(1本あたり)
軽自動車
(ワゴンR、タントなど)
13~15インチ 2,500~5,000円
コンパクトカー
(フィット、ノートなど)
14~15インチ 5,000~10,000円
ミニバン
(アルファード、ノア、セレナなど)
15~17インチ 7,000~15,000円
SVU
(ハリアー、エクストレイル、CX-5など)
17インチ 8,500~15,000円
セダン 15~17インチ 8,000~15,000円

また、タイヤ価格には、サイズ以外に以下の要素も影響を与えます。

  • 機能性(コンフォートタイヤなど高機能タイヤは高め)
  • 専用性(SUV専用タイヤは高め など)
  • ブランド(国産ブランド・海外有名ブランドは高め、アジアンタイヤは安め)

乗るシーンやタイヤに求める希望などをショップにはっきりと伝えるのが、自分に合うタイヤに出会うコツです。希望を伝えると、予想以上にコスパの良いタイヤに出会えるかもしれません。

タイヤ交換の工賃

タイヤ交換の工賃、つまり作業代も必要です。タイヤ交換工賃は、どこに作業を依頼するかによって異なります。交換依頼先ごとの工賃相場は、次のとおりです。

工賃(1本あたり) 特徴
タイヤ専門店 1,500円~ 国内外あらゆるメーカーのタイヤから選べる
タイヤの専門知識を持ったスタッフが常駐している
カー用品店 1,000円~ カーアクセサリーなども同時に購入できる
店舗数が多く、近隣のショップを選べる
ガソリンスタンド 1,000円~ 身近な存在で、飛び込みでも頼みやすい
整備士が常駐している店舗は少ない
ディーラー 1,600円~ 予約が必要
車を取りに来てくれる場合もある
整備工場 1,000円~ 点検などもついでに依頼できる
どの工場が良いか選びにくい

またタイヤは「履き替え」か「組み替え」かによっても、工賃が変わります。

履き替えとは、すでにホイールが付いているタイヤを車に履かせる作業を指します。
組み替えとは、ホイールからタイヤを外し、新しいタイヤを取り付けてから車に履かせる作業のことです。

組み替えは追加料金がかかる場合もあるので、見積もり内訳をしっかりチェックしましょう。

エアバルブ代

エアバルブとは、タイヤに空気を入れる口を閉める小さいゴム部品のことです。装着を続けるとゴムが劣化し、亀裂が入ることもあります。空気漏れの原因になるため、タイヤ交換と同時にエアバルブも交換しておくのが良いでしょう。

エアバルブの部品代は、1個500円程度です。エアバルブだけの交換作業は、工賃が1本1,500円程かかります。タイヤ交換と同時に行えば付帯作業になるので、交換工賃はほとんどかかりません。

廃タイヤ処分費用

タイヤ交換で出た古いタイヤは、廃タイヤとして処分されます。タイヤは特殊品のため、処分費用が別途必要です。1本500円程度、4本で2,000円ほどを想定しておきましょう。

タイヤは、ほとんどの自治体では、ごみ処理場への持ち込み不可としています。処分費用はかかりますが、ショップで専門の処分ルートにお任せしたほうが手軽ですし、きちんとリサイクルされるため環境負荷も少なくて済みます。

タイヤ交換の際は、見積もり内訳の「処分費用」もチェックしておきましょう。

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タイヤ交換費用をできるだけ抑えるコツ


タイヤ交換にかかる費用は、決して安い金額ではありません。少しでも節約したい方は、次の3つのポイントを意識してみてください。

  • タイヤは専門店で購入する
  • ホイールセットで購入する
  • 安く交換できる場所を選ぶ

それぞれを詳しく解説します。

タイヤは専門店で安く購入する

タイヤ交換費用を抑えるには、タイヤ本体代をできるだけ節約することが効果的です。安くタイヤを買いたい方は、タイヤ専門店に相談してみてください。タイヤ専門店は、独自の流通ルートがあるため価格が安い上、国内外あらゆるメーカーのタイヤから最適な1本を選べます。

また「メーカーやタイプごとの違いが分からない」という方にも、タイヤ専門店がおすすめです。タイヤのことならなんでも知っているプロが常駐しているため、どのような相談も可能だからです。

たとえばタイヤ専門店であるタイヤ流通センターは、料金設定がシンプルな点でもおすすめできます。プランごとに固定された料金体系のため、とても分かりやすいのです。もう、数百円、数千円の差とタイヤを見比べて、「どちらにしようか」と悩むこともなくなります。


引用:タイヤ流通センター

値段だけ見れば、ネット通販などの方が安いケースもあるかもしれません。ただ、ネット通販のタイヤは、「購入前に現物を見られない」「不良品があったときの交換が手間」などのデメリットもあります。
またタイヤ本体代は安くても、持ち込み作業を受け付けていない工場も多く、かえって手間がかかる場合も多いため、注意が必要です。

◆ネット通販でのタイヤ購入について詳しくは、こちらの記事もどうぞ!
『タイヤ通販でよくある失敗事例5選!トラブルに遭わないための買い方手順も解説』

ホイールセットで購入する

タイヤ交換費用を節約するには、「ホイールセット」で購入しておくこともおすすめです。ホイールセットで買うメリットは、次の3つです。

  • 組み換え工賃がかからない
  • タイヤ単品で買うよりも割安なケースが多い
  • ホイール付きの方が保管しやすい

ホイールセットで購入しておくと、タイヤ交換のたびに組み換え工賃がかからなくて済みます。交換にかかる時間も短くて済む点も見逃せません。

また単品購入よりホイールセットのほうが、割安になるケースがほとんど。ホイールにこだわりがない、スタンダードなホイールで十分という方には、セット購入すると相対的に費用が節約できます。

ホイール付きタイヤは保管時の変形が少ないため、タイヤが長持ちし、結果的に交換費用の節約につながります。

安く交換できる場所を選ぶ

タイヤ交換費用を抑えるコツ3つ目は、できるだけ安く交換できる場所を選ぶことです。どこが安いかは、交換の場面によって変わります。

たとえば、新品タイヤを購入・交換したいときは、タイヤ専門店など「タイヤ本体が安いショップ」がおすすめです。タイヤ交換見積もりの8割の金額を占めるタイヤ代金を抑えられるため、全体の費用も安くなります。

夏タイヤから手持ちのスタッドレスタイヤに交換するなど、交換作業だけを依頼したい場合は、交換工賃が安いショップを選択しましょう。タイヤの保管サービスがあれば、次のシーズンまで預かってもらうのも便利です。

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タイヤをできるだけ長持ちさせるコツ


タイヤをできるだけ長持ちさせると、タイヤ交換に掛かるトータル費用を抑えられます。運転の仕方とメンテナンスに気を付けるのが、タイヤを長持ちさせる秘訣です。

タイヤを長持ちさせるコツを、5つのポイントに分けて解説します。

1.「急」が付く運転はタイヤを傷める

「急発進・急ハンドル・急ブレーキ」など、「急」が付く運転は危険だからしてはいけない、と聞いたことがある方も多いでしょう。実は「急」が付く運転は、危険なだけではなくタイヤを傷める原因にもなります。

急発進や急ハンドル、急ブレーキはタイヤと路面との摩擦が必要以上に大きいため、溝やゴムがどんどん摩耗してしまうためです。タイヤを長持ちさせるためには、ゆっくりと加速・減速する優しい運転を心がけましょう。

2. シーンに合ったタイヤを選ぶ

運転シーンに合った適切なタイヤを選ぶことも大切です。

「つい、交換を忘れてしまった」と、夏でもスタッドレスタイヤで走行してはいないでしょうか。季節やシーンに合わないタイヤで乗り続けると、タイヤの摩耗やゴムの劣化、硬化も早くなり、タイヤの寿命が短くなる原因にもなります。バーストやパンクにつながる危険性もあります。

タイヤを長持ちさせるためには、シーンや季節、乗り方に合ったタイヤを選ぶことが大切です。

3. 適正な空気圧を保つ

タイヤの空気圧はチェックしているでしょうか。タイヤからは、常に空気がわずかずつ抜けています。ガソリンを入れるタイミングや高速道路に乗る前など、定期的に点検し補充しておきましょう。

タイヤの空気圧が不足すると、タイヤの接地面積が大きくなります。接地面積が大きくなると摩擦力も大きくなるため、タイヤの摩耗が早くなり、寿命も短くなってしまうのです。また部分的に偏って摩耗する「偏摩耗」もタイヤの寿命を縮める要因になります。

空気圧チェックは、1か月に1回ともいわれます。タイヤ専門店やガソリンスタンドなどには、気軽にチェックできるセンサーが置いてあります。空気圧チェックは無料でできるので、忘れずに点検しておきましょう。

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4. ローテーションをする

タイヤは4本をローテーションして使うと長持ちします。タイヤのローテーションとは、タイヤの位置(前後・左右)を定期的に変える作業をいいます。

実はタイヤには、4本均等に負荷がかかるわけではありません。ドライバー側や重量物を載せる機会が多い側は負荷がかかりやすいため、他のタイヤより早く摩耗します。タイヤをローテーションさせると、偏摩耗を防止し、結果としてタイヤを長持ちさせられるのです。

スタッドレスタイヤとのタイヤ交換時は、ショップがローテーションさせているケースが多いようです。雪があまり降らず、タイヤ交換の機会が少ない地域の方や、オールシーズンタイヤを履いている方は、1年に1度程度はローテーションさせると、タイヤを長持ちさせられます。

タイヤの前後を入れ替える意味とは?タイヤローテーションの時期や料金などを徹底解説

5. 直射日光、風雨を避けて保管する

使わないタイヤは、保管状況によっても寿命が変わります。タイヤを長持ちさせるには、「直射日光と風雨を避ける」保管方法がおすすめです。

タイヤはゴムでできているため、日光や紫外線、雨や風によって硬化が進みます。硬化するとグリップ力が低下し、ひび割れの原因にもなります。放置すると劣化が進むのは、新品タイヤでも同様です。

タイヤは日光と風雨を避けられる場所で保管しましょう。室内がベストですが、物置スペースがない場合はタイヤカバーやタイヤスタンドなどの利用もおすすめです。

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また料金が「定額プラン制」でわかりやすいのも魅力です。品質重視のダイヤモンドプランや価格と品質のバランスを重視したプラチナプラン、価格重視のゴールドプランの3プランでタイヤをご用意。プランに含まれるブランドのタイヤなら、どれを選んでも同じ価格で購入できます。
「タイヤは種類が多くて、どれを選べば良いかわからない」「価格が妥当なのか不安」という方にもおすすめです。

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引用:タイヤ流通センター

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まとめ

タイヤ交換の見積もりをもらったら、内訳をよく確認しましょう。もっとも費用がかかるのはタイヤ本体ですが、タイヤ価格は「どこで買うか」によって大きく変わります。少しでも節約したい場合は、タイヤ専門店をはじめ、複数ショップで見積もりを取ってみてください。

また工賃や廃タイヤ処分費用などもチェックします。記事内では内訳ごとの相場も紹介しました。相場からかけはなれた金額が提示された場合は、一度持ち帰り、他のショップと比較検討することをおすすめします。

タイヤはメンテナンスと保管方法次第で、寿命を長くも短くもできます。少しでも長持ちさせるには、日光と風雨を避けることが大切。タイヤ保管の便利グッズも活用し、大切に使っていきましょう。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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