タイヤの正しい処分方法は?処分できる場所7選!一番簡単な処分方法とは
タイヤを処分したいが、どこに依頼すれば良い?とお悩みでしょうか。タイヤはほとんどの自治体では「回収できない品目」に指定されており、市区町村のゴミ収集に出すことはできません。
ではタイヤはどのように処分するのが正解なのか、今回はタイヤの処分方法と相場について解説します。
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目次
タイヤは自治体のゴミには出せません!
「タイヤは処分料がかかりそうだし、自分でゴミに出せばいいかな」なんて思っていませんか?実は多くの自治体では、車のタイヤは収集不可となっています。ゴミ処分場に持ち込んでも拒否されてしまうのです。
あらかじめ、お住まいの地区のゴミ収集ルールを確認してみましょう。
タイヤは「適正処理困難物」
廃タイヤは環境省が定める「適正処理困難物」に該当します。適正処理困難物とは全国的に適正なゴミ処理が難しいものを指し、タイヤのほかテレビ、冷蔵庫、スプリング入りマットレスが含まれます。
これらの品目は自治体では処分できないことが多く、専門の処理業者に依頼する必要があるのです。
実際、自治体も「処分不可」のところがほとんど
自治体のゴミに関するルールの一例を見てみましょう。ほぼ、「タイヤは処分不可」となっていることがわかります。
東京都江戸川区の場合
江戸川区の公式ホームページには、「自動車タイヤは粗大ゴミとして持ち込みも収集も不可」と明示されています。
抜粋:東京都江戸川区|粗大ごみとして持込・収集できないもの
神奈川県横浜市の場合
横浜市の公式ホームページにも、「市ではタイヤは収集できません」と書かれていました。
抜粋:神奈川県横浜市|市では収集できないごみ
千葉県千葉市の場合
千葉市でも、タイヤを市で収集してもらうことはできません。
抜粋:千葉県千葉市:「家庭ごみ(市で収集しないもの)」
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タイヤの処分は専門業者に依頼
タイヤは自治体では処分してもらえません。処分したい場合は、専門業者に依頼することになります。
次の項目で、タイヤ処分を依頼できる専門業者を紹介していきますので、一番手軽な場所はどこか、チェックしてみてください。
古いタイヤを処分する方法7つと費用の目安
古いタイヤを処分できる場所は、大きく7つあります。それぞれの特徴と、費用の目安を見ていきましょう。
① タイヤ販売店で処分してもらう
タイヤ販売店は、安心して廃タイヤ処分を依頼できる場所の一つです。普段から大量のタイヤを取り扱っていますから、処分ルートもしっかりしたものを持っているからです。
タイヤ販売店で処分を依頼する場合は、タイヤ交換時に不要になったものを預けるというやり方が一般的でしょう。また店舗によっては、タイヤのみの持ち込み処分も受け付けています。
ただし、タイヤの処分には費用がかかります。
タイヤ流通センターでは、古いタイヤのお引き取りは4本 2,000円で承っています。
② カー用品店で処分してもらう
カー用品店でもタイヤ処分を受け付けてくれます。用品を買いにいったついでに置いてくる、タイヤ交換の際に要らなくなった方を処分してもらうというやり方があります。
カー用品店でも、無料でタイヤを引き取ってくれるところはありませんので詳しい料金は問い合わせが必要です。
③ ディーラーで処分してもらう
ディーラーも、タイヤ処分の相談ができる場所です。一般的にはタイヤ交換と同時に不要タイヤを置いてくるというやり方が取られますが、タイヤの処分だけを受け付けてくれるところもあります。事前に問い合わせておくと安心でしょう。
また処分費用は、正規ディーラーより中古車ディーラーの方が良心的なことが多いようです。個人店でも、処分を受け入れてくれるところもあります。
④ 自動車整備工場で処分してもらう
実は、自動車整備工場でも処分できることがあります。日頃から懇意にしている工場があるという方は、問い合わせてみても良いかもしれません。
処分費用は工場によって異なりますが、比較的安価なことが多いようです。ただし、整備工場の中には、処分場との仲介をしているだけ、というところもあります。その場合、費用は毎年変動する可能性があるので、処分前に確認しておくことをおすすめします。
⑤ ガソリンスタンドで処分してもらう
タイヤの取り扱いがあるガソリンスタンドや、整備士がいるガソリンスタンドでもタイヤ処分を頼めることがあります。大手では引き取ってくれることが多いようです。
お店によっては回収不可のところもあるので、持ち込む前に電話確認しておくと二度手間にならずに済みます。費用は店舗によって異なる上、ホイールの有無でも変動することがあります。
⑥ 不用品回収業者に処分してもらう
廃タイヤの処分は、地域の不用品回収業者や有料のゴミ処分場に依頼することもできます。こうした業者は出張回収を行っていることも多く、持ち込むのが面倒、忙しくて持っていっていられない、という方に人気です。
ただし出張費用や運搬費用が上乗せされることがあるため、コスパが良いとはいえません。費用重視の方は直接持ち込むのがおすすめです。
不用品回収のトラックが周回している地域なら、そのトラックに依頼しても良いでしょう。
⑦ リサイクルショップで買い取ってもらう
まだ乗れそうなタイヤならば、リサイクルショップで買い取ってもらうという方法もあります。ここまででご紹介した処分方法はどれも費用がかかりますが、売却できれば買取費用がもらえるという嬉しいオマケもついてきます。
ただし、買い取ってもらうためには「まだ乗れるタイヤ」であることは必須です。スリップサイン(※)が現れていないこと、ひび割れや劣化がないことなどをチェックしておきましょう。
※ 「スリップサイン」とは タイヤの交換時期を教えるための印。溝の残り具合が1.6mmになると現れる。 |
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不要になったタイヤは、その後どうなる?
タイヤは、どのように処分されているのでしょうか?ちょっと気になったので、調べてみました。
一般社団法人日本自動車タイヤ協会が2019年に発表したデータによると、廃タイヤの9割以上はリサイクルされているとのこと。埋め立てられたタイヤはたった1%程度だそうです。
リサイクルに回ったタイヤは、主に「燃料」に姿を変えます。タイヤから生まれた燃料はとても質が良く、軽油や重油のように需要があるのだとか。人気過ぎて、国内の廃タイヤだけでは供給がまかないきれないほどだそうです。
さらに燃料を燃やして残った灰は、コンクリートの材料になったり、着色剤になったりと最後まで活用されます。
環境のためにも、廃タイヤは適切な事業者に処分を依頼するべき!ということですね。
参考サイト:一般社団法人日本自動車タイヤ協会
タイヤの処分はタイヤ交換時がおすすめ!
タイヤは、力のある男性でも一人で運ぶのは骨が折れます。そんなタイヤを、処分のためだけにお店に持っていくのは、正直いって面倒ですよね。
そこで、おすすめなのはタイヤ交換時に不要になったタイヤの処分を、まとめてお願いしてしまうことです。
プロの目で処分が必要か見てもらえる
タイヤ交換の際、整備士は必ずタイヤの溝を確認します。新しく付けるタイヤはもちろん、外したタイヤの溝もです。
この時、外したタイヤの溝が次シーズンは乗れないほど擦り減っていた場合、整備士はオーナーにその旨を伝えます。オーナーが「それなら次シーズンはタイヤを買い換えよう」と決心すれば、外したタイヤの処分をその場で依頼できる、つまり持ち帰らなくて良いということです。
タイヤの溝の具合をプロに見てもらえて安心できる上に、オーナーにとって最も手間の少ないタイヤ処分のチャンスがタイヤ交換時なのです。
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まとめ
タイヤの処分は、専門業者への依頼が必要なことが分かりました。どの店舗に依頼しても処分費用がかかることも押さえておきましょう。
タイヤは日々の走行や紫外線による劣化・ひび割れなどで、必ず寿命を迎えます。タイヤ交換前には、「今のタイヤが次シーズンも乗れそうか」を考えておくことがポイントです。そろそろ処分かなと感じたら、タイヤ交換の際に古タイヤの処分を依頼し、次のシーズンまでに新しいタイヤを購入する計画を立てておくと安心です。
タイヤ流通センターでは、シーズン毎にお得なキャンペーンも多数開催されています。価格や品質、性能などこだわりに合わせたタイヤも必ず見つかります。ぜひお気軽にご相談ください。
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現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。