タイヤの違いがわからない!価格差が生まれる理由と選び方を詳しく解説
タイヤ専門店やカー用品店では、壁一面に並ぶタイヤが壮観です。タイヤのメーカーやキャッチコピーもさまざま、もちろん価格もピンからキリまであり、実にバラエティに富んでいます。
タイヤは、なぜこんなにも種類があるのでしょうか。そして、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、わかりにくいタイヤの違いについて、その理由を詳しく解説します。
「どのタイヤを選ぶべきか、わからない」「タイヤの違いがわからない」という方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
▼この記事を読んでわかること
・タイヤを履き替えると違いがわかるか
・タイヤの違いはどこであらわれるか
・タイヤの正しい選び方
・タイヤ流通センターならお得にタイヤ交換ができること
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目次
タイヤを履き替えると、違いはわかる?
タイヤを交換した後の乗り心地の違いは、「顕著にわかる」人と、「まったくわからない」人とにわかれます。
はじめに、タイヤの違いを実感できる場面や、明瞭な違いがあるタイヤについて解説します。
タイヤの性能差による違い
タイヤ交換後にタイヤの違いがわかるかどうかは、交換前に履いていたタイヤとの「グレード差」によって変わります。グレード差は、性能差と考えて構いません。
同グレードのタイヤに交換した場合は、交換の前後でわかりやすい違いは感じられないでしょう。
反対に、「安いタイヤから高級タイヤに交換した」「通常のタイヤから応急用のタイヤに交換した」など、グレード差が大きなタイヤに交換した後は、はっきりと違いがわかります。
「タイヤが地面に吸い付くようだ」「振動が少なくなり、乗り心地が良くなった」、あるいは「底付感が増し、がたがたする」など、タイヤの違いの表現方法は、人それぞれです。
また、普段から車の乗り心地を意識している人なら、グレード差が小さいタイヤ同士の交換でも、違いを感じられるようです。
夏タイヤとスタッドレスタイヤの違い
夏タイヤとスタッドレスタイヤを交換したときは、多くの人がはっきりと乗り心地の違いを実感します。
夏タイヤとスタッドレスタイヤは、使われている素材や構造、トレッド(溝)の入り方が異なるため、グリップやハンドルさばきで「いつもと何か違う」と感じやすいのです。
スタッドレスタイヤのほうが、「タイヤが地面に吸い付く」感覚があります。
これは、スタッドレスタイヤは夏タイヤよりやわらかいゴムを使っており、かつ路面をしっかりグリップするよう、細かなトレッドが入っていることが要因です。
国産タイヤと輸入タイヤの違い
輸入タイヤは、欧米系メーカーとアジア系メーカーに大別できます。
このうち、欧米系のメーカー(ミシュラン、グッドイヤーなど)は、国産タイヤと大きな違いはありません。性能や価格帯も似通っています。
顕著な違いがあるのは、アジア系メーカーです。アジア系メーカーのタイヤの中には、価格が国産の半額近くになるものもあります。
アジア系メーカーは性能にはある程度目をつむって価格を追究しているため、静粛性や燃費性などは、国産タイヤに軍配が上がります。
タイヤの違いはどこにあらわれるか
タイヤの違いが目に見えてわかるのは、価格です。では、価格の違いはどのような要因で生まれるのでしょうか。
価格の違いに影響するタイヤ性能を、4つ見てみましょう。
静粛性
タイヤが路面と摩擦する際に起きる音「タイヤノイズ」を軽減する性能が、静粛性です。
タイヤのノイズには、次の3種類があります。
- ロードノイズ(路面の凹凸によって起きる音)
- パターンノイズ(トレッド面を空気が通過する際に起きる音)
- 空洞共鳴音(路面の突起・継ぎ目を通過する際に響く音)
静粛性に優れたタイヤは、トレッド面のブロックを工夫したり、溝の配置に変化をつけたりして、音の伝導を極力軽減しています。
静粛性の高いタイヤは「コンフォートタイヤ」と呼ばれ、とくに性能の良い高級モデルは「プレミアムコンフォートタイヤ」として販売されています。
プレミアムコンフォートタイヤは静粛性と安定性、乗り心地など、すべてにおいて最高のグレードを誇ります。
グリップ力
グリップ力とは、タイヤが路面をつかむ力です。グリップ力が高いタイヤは運転時のコーナリングがしやすく、走行の安定性が増します。
走りを楽しみたいユーザー、コーナーの多い道をよく走るユーザーに支持される性能です。
グリップ力は、タイヤと路面の間に摩擦力をしっかり起こすことで生まれます。
摩擦力が高いと、タイヤのトレッド面が路面に居続けようとし、結果的に路面をガッチリとつかみます。
タイヤのグリップ力は、ゴム素材やトレッドパターンの工夫で生まれます。
ただし、摩擦力が強いタイヤは、あっという間に摩耗します。
一般ユーザー向けのタイヤは、グリップ力と耐摩耗性という相反する2つの要素を、バランス良く実現するよう作られています。
雨天時の安定性
ウェット性能と呼ばれる性能です。路面の水分を確実に排出し、タイヤがグリップできるようにする性能です。
濡れた路面は、乾いた路面とくらべて摩擦抵抗が小さくなります。さらに、タイヤが水に浮くハイドロプレーニング現象も起こりやすくなっています。
ウェット性能に優れたタイヤは、効率良く排水するトレッドパターンと、やわらかな素材を採用し、雨天時の安全走行を支えます。
雨が多い地域の方に、とくにおすすめのタイヤです。
燃費
燃費にも、タイヤの性能があらわれます。燃費性能に優れたタイヤは、タイヤの路面の転がりやすさを示す「転がり抵抗」が小さくなっています。
路面との摩擦を軽減し、同じ燃料でより遠くまで走れるよう工夫されています。
ただし、転がり抵抗の小ささだけを追求すると、必要な摩擦を確保できず、ウェット性能が低下します。
そのため、メーカーは燃費性能とグリップ力・ウェット性能のバランスがとれるように開発しています。
燃費性能に注力して開発されたタイヤは「エコタイヤ」「低燃費タイヤ」と呼ばれ、価格がやや高めです。
高級タイヤとコスパ重視タイヤの違い
同じタイヤメーカーの中にも、高級と呼ばれるブランドから、コスパ重視のブランドまで、さまざまなラインナップが展開されています。
高級タイヤとコスパ重視のタイヤは、何が違うのでしょうか。
ブリヂストンの場合
日本最大、そして世界でもトップクラスのタイヤメーカーであるブリジストンは、8つのタイヤブランドを持っています。
- REGNO(レグノ)
- POTENZA(ポテンザ)
- Playz(プレイズ)
- ECOPIA(エコピア)
- DUELER(デューラー)
- ALENZA(アレンザ)
- BLIZZAK(ブリザック)
- NEWNO(ニューノ)
タイヤブランドごとの違いは、「性能の完成度」「タイヤの目的」の2つです。
ブリヂストンのブランドを例に、具体的に見てみましょう。
ブランドの違い(1) 性能の完成度
ブリヂストンの最高級ブランド「REGNO」は、静粛性や低燃費性、耐摩耗性、ウェット性能など、タイヤが備えるあらゆる性能の最高ランクを実現しています。すべての面で満足できる、総合的に優秀なタイヤといえるでしょう。
市場や地域に合わせてタイヤの性能をカスタマイズできる商品設計基盤技術「ENLITENR」を採用するなど、ブリヂストンのこだわりが詰まっています。
価格は高めで、高級セダン等に使われることが多いタイヤです。
ただ、一度REGNOを履くと、もう他のタイヤには乗れないと話す人がいるほど、高次元の満足度が得られます。
もっともコスパを重視したブランドが、「NEWNO」です。最高級REGNOと比べると、価格は4分の1程度。
日常使いに適したブランドとして発表され、雨でも安定した走りができるウェット性能や、長持ち(ロングライフ)性能に優れています。
ブランドの違い(2) タイヤの目的
目的によって展開が分けられているタイヤもあります。
たとえば、POTENZAは、スポーツ方面に特化したタイヤで、走り心地を重視するユーザー向けに開発されました。
一方、DUELERやALENZAは、SUV向けのブランドです。重い車体を支えつつ、乗り心地も大切にしたいユーザーがターゲットです。
このほか、運転時の疲れ軽減を目指したPlayz、スタッドレスタイヤ専用のBLIZZAKなど、タイヤのブランドは目的によってさまざまに展開されています。
違いを実感できるタイヤの選び方
タイヤは、メーカーやブランド、性能によって違います。「タイヤを交換した」と実感できるタイヤを選ぶ手順を解説します。
重視したい性能を決める
まず、タイヤに求める性能を決めましょう。静粛性が高いタイヤは、ドライブ中の会話や音楽を楽しみたい人におすすめです。
走り心地を重視したいなら、グリップ力が高いタイヤを。ガソリンをできるだけ節約したい人は、低燃費性に優れたタイヤを選んでみてください。
また、いま履いているタイヤとの差が大きい方が、より違いをわかりやすく感じられます。
いま履いているタイヤの特徴を調べ、異なるメーカー・性能のタイヤを選ぶのも良い方法です。
タイヤ専門店で相談する
重視したい性能が決まったら、タイヤ専門店で具体的なタイヤについて相談します。
全国展開するタイヤ専門店・タイヤ流通センターには、すべての店舗にタイヤに精通したプロが常駐。タイヤに関する、どのような相談にも対応します。
重視したい性能が決まらない方も、ぜひ気軽に相談してみてください。
車をよく使うシーンやカーライフをお聞きし、最適なタイヤをご提案します。
予算との兼ね合いで決める
最後は、予算との兼ね合いです。タイヤ本体と、交換にかかる費用を総額で算出し、予算内におさまるタイヤを選びます。
タイヤ流通センターは、わかりにくい「タイヤごとの価格設定」を撤廃。同一ランク・同一料金でタイヤをご用意します。
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まとめ
タイヤは、おもに性能とメーカーによって違いが生まれます。どのタイヤが合うかは、車の乗り方や使うシーン、予算などによって変わります。
タイヤ選びに迷ったら、タイヤ専門店・タイヤ流通センターにご相談ください。全国に店舗を展開しており、整備工場も併設。タイヤのご相談から交換まで、一つの窓口で対応します。
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