同じタイヤなのに、値段が違うのはなぜ?価格差の理由やお得に買うコツを解説
そろそろタイヤを買わないと…、とショップに行ってみたら、同じようなタイヤにもかかわらず、値段が数千円、ものによっては数万円も違う。この価格差はどこから?と悩んだ経験は、多くの人が持っているのではないでしょうか。
REGNO GRVII 225/60R17 99Hが1本19,500円、一方でREGNO GR-XIII TYPE RV 225/60 R17が1本30,690円と提示されても、その値段の違いは何なのか?と困惑するのも当然です。
今回は、同じタイヤなのに価格が違う理由を、わかりやすく解説します。あわせて、できる限りお得にタイヤを買うためのヒントも、まとめました。
次のタイヤ交換に役立てたい内容が満載です。ぜひ、最後までご覧ください。
▼この記事を読んでわかること
・同じタイヤでも値段が違うパターン
・自分が買うべきタイヤを見つける方法
・タイヤ交換工賃の内訳
・タイヤ流通センターならお得にタイヤ交換ができること
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目次
同じタイヤでも値段が違う!?3つのパターン
同じタイヤでも値段に差がある現象は、2つのパターンに分けられます。それぞれの要因を詳しく解説します。
タイヤの型番が完全に一致しているが、ショップによって値段が異なる
多くの人が疑問に感じるのが、このパターンかもしれません。型番やサイズまで一致しているにもかかわらず、実際の販売価格はショップによって異なります。
同じタイヤの価格差は、どれほどか
ブリヂストンのミニバン向けタイヤを例に、価格の違いを具体的に見てみましょう。ピックアップするタイヤは、静粛性と安定性に定評ある「REGNO GRVII」225/60R17 99Hです。
価格.comで調べると、2025年4月4日時点の最安値は1本19,500円ほどで、最高値は25,410円となっています。その差は、実に1本5,910円。4本では23,640円と、タイヤをもう1本買えるほどの金額です。
同じタイヤの価格がショップによって異なる理由
タイヤの型番やサイズまで一致しているのに、ショップによって販売価格が異なる理由は、ショップの仕入れ形態や販売形態によって、値段の付け方が異なるためです。
全国に店舗を展開する大手タイヤショップは、大量仕入れによるコストダウンが測れます。大量に仕入れたタイヤが売れ残っても、型落ちタイヤ・中古タイヤとして流通させられるネットワークを持っていれば、強気での大ロット発注も可能。結果的に、タイヤの値段を他店より下げやすくなります。
ディーラーのタイヤが高いのも、この理屈で説明できます。ディーラーで販売されるタイヤの本数には限りがあるため、大量仕入れによる仕入れ価格の抑制がはたらきません。
安くタイヤを買いたい場合は、全国規模のタイヤ専門店などをチェックしてみましょう。
同じメーカー・同じサイズのタイヤなのに、値段が異なる
メーカーもサイズも同じ、しかも同一店内なのに値段が異なるというケースもあります。タイヤにあまり明るくない人なら、この時点で「値段の差は何?」と混乱してしまうパターンです。
同一店でメーカー・サイズが同じタイヤの値段はどれほど違うか
分かりやすくするために、具体例を見てみましょう。カー用品店大手であるオートバックスのオンラインショップで、以下の条件でタイヤを探してみました。
- メーカー:ブリヂストン
- タイヤサイズ:225/60 R17
タイヤごとの値段は、以下の通りです。
タイヤ | タイヤ価格(1本) | 最高値との差(4本分) |
---|---|---|
アレンザ LX100 | 31,840円 | - |
レグノGR-XIII TYPE RV | 30,690円 | 4,600円 |
デューラーH/L850 | 29,900円 | 7,760円 |
プレイズ PX-RVII | 23,370円 | 33,880円 |
ニューノ | 22,430円 | 37,640円 |
※ 2025年4月4日時点
同じメーカー・同じサイズのタイヤの価格が、同一ショップ内で異なる理由
メーカーもサイズも、チェックしている店舗も同じなのに、値段がこれほどまでに異なる理由は、タイヤの性能にあります。
先ほど紹介したブリヂストンは、性能が異なる8つのタイヤブランドを展開しています。
- REGNO(レグノ)
- POTENZA(ポテンザ)
- Playz(プレイズ)
- ECOPIA(エコピア)
- DUELER(デューラー)
- ALENZA(アレンザ)
- NEWNO(ニューノ)
- BLIZZAK(ブリザック)
※ 参照:タイヤブランドから探す|ブリヂストン
最高品質のタイヤはレグノ。走行性能にこだわる人向けのブランドが、ポテンザです。
プレイズは雨が多い地域におすすめのタイヤで、エコピアは燃費性能にこだわっています。
さらにSUV専用のデューラーやアレンザ、コスパの良いニューノ、スタッドレスタイヤのブリザックと、それぞれ性能が違うことがわかります。
高品質のタイヤは良質な素材が使われており、製造工程も複雑です。性能が良いタイヤほど、価格が上がるのはこのためです。
タイヤ選びでは、値段だけではなく、ぜひ性能にも注目してみてください。次章では、愛車や乗り方に合うタイヤを見極めるポイントを解説します。
自分が買うべきタイヤを見つける方法
さまざまなタイヤの中から、自分に合うものを見つけるという、難しい課題をクリアする方法を解説します。
1. 新車の純正タイヤを調べる
新車に装着されているタイヤは、実は特別なタイヤだと知っていますか?
新車のタイヤは「OE(Original Equipment・純正装着)タイヤ」と呼ばれ、車両メーカーとタイヤメーカーが共同で開発しています。車種の特徴や想定される乗り方に合った走りを実現できるよう、厳しいテストを乗り越えたタイヤです。
OEタイヤが備えている性能を持つタイヤを選べば、車に最適なタイヤを装着できます。愛車のOEタイヤやその性能については、車両メーカーやタイヤ専門店に問い合わせると分かります。
2. 普段の乗り方を振り返る
普段の乗り方は、タイヤ選びの重要な要素です。ご自身が、普段どのような場面で車を利用するか、あらためて考えてみましょう。
お子さんの送迎や買い物などの、日常的な用途で使うことが多いなら、燃費性能を重視したタイヤ選びがおすすめです。休日のレジャーや長距離ドライブが多い方なら、スポーツ性能を追求したタイヤや、静粛性・快適性に優れたハイエンドモデルがおすすめ。
キャンプや砂浜など、オフロードを走るシーンが多ければ、凹凸がはっきりしたブロック状のトレッドパターン(溝の入り方)を持ったタイヤが良いかもしれません。
3. タイヤにかけられる予算を決める
ブリヂストンタイヤの価格を紹介した項目で見た通り、タイヤの値段は「ピンキリ」ともいえるほど差があります。ショップ任せのタイヤ選びや、「なんとなく高い方が良さそう」と無為に選ぶと、見積もりをもらってから金額に驚くことにもなりかねません。
まずは、タイヤにかけられる予算の目安を決めておきましょう。タイヤの予算は、次の2つの観点から考えます。
- 前回、タイヤを買ったときの値段
- 価格.comや最寄りのタイヤショップでチェックした値段
原材料費や人件費の高騰、円安の市場動向などを受け、タイヤの値段は上がり気味です。予算は、前回タイヤを買った価格より、数%ほど上乗せして想定すると良いでしょう。
統一価格がわかりやすい!タイヤ流通センターもおすすめ
全国に店舗を展開する日本最大級のタイヤ専門店「タイヤ流通センター」は、業界でも珍しい「同ランクタイヤ・統一価格」でタイヤを提供します。
タイヤ流通センターなら、同ランクのタイヤを、メーカーにかかわらず同じ価格で購入可能です。価格のプランは、タイヤ性能によって「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」の3つがあり、予算に合わせて選べます。
タイヤ選びで迷ったら、タイヤのことなら何でも知っているプロのスタッフが相談対応。お車や乗り方に最適なタイヤをご提案します。まずは簡単Web見積もりで、タイヤ流通センターのタイヤ価格を¥見てみませんか。
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タイヤの購入費用に影響するもう1つの要素「タイヤ交換工賃」
購入したタイヤは、自分で交換しない限り、交換のための工賃がかかります。タイヤ交換も、実は無視できない費用。工賃の目安と、工賃が上がりやすい要因を解説します。
タイヤ交換の工賃相場
タイヤ交換の工賃は、1本1,000円~1,500円程度が相場です。同時に他の工程が必要な場合は、費用が加算されます。
<タイヤ交換費用 項目別目安>
ホイールの脱着 | 1,000円~2,000円/本 | 4,000円~8,000円/4本 |
---|---|---|
古タイヤ処分料 | 500円/本 | 2,000円/4本 |
バランス調整 | 1,000円~1,500円/本 | 4,000円~6,000円/4本 |
タイヤローテーション | – | 2,000~3,000円/台 |
ゴムバルブ交換 | 300~500円/本 | 1,200円~2,000円/4本 |
タイヤ交換工賃が高くなる要因
タイヤ交換の工賃は、タイヤ交換の条件によって変動します。
まず、多くのショップや整備工場が、他店で購入したタイヤを持ち込んでの交換は、割増料金としています。自店でタイヤを購入したユーザーの交換工賃をお得にしている、と言い換えても良いでしょう。
ネット通販のタイヤは安価なことが魅力ですが、交換は持ち込み扱いとなります。タイヤ交換工賃が、予想以上にかさむ場合もあるため、注意してください。
また、ホイールの組み換えが必要なタイヤ交換も、工賃がかさみます。シーズンごとにタイヤ交換が必須の方は、夏用・冬用ともホイールセットでの購入をおすすめします。
タイヤ交換の工賃については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
タイヤ交換の見積もり、内訳までちゃんと見てる?項目ごとの相場と安く済ませるコツを解説
まとめ
タイヤの価格は、メーカーやブランド、性能、また販売店の仕入れの仕方や値付け方針等によって変動します。ただ、一般のユーザーにはわかりにくいのも、事実。いったい、どれを買えば失敗がないのか、と迷ってしまうのも当然です。
もし、タイヤ価格差に悩んだり、選ぶべきタイヤがわからなかったりしたら、タイヤ専門店・タイヤ流通センターにご相談ください。タイヤブランドや型番別の価格設定ではなく、「同ランクタイヤは均一価格」というわかりやすいお値段で、最適なタイヤをご紹介します。
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