【2023-2024年】東京・神奈川・千葉・埼玉(関東エリア)のタイヤ交換時期はいつ?お得に履き替えるコツ
毎年のことなのに、タイヤ交換の時期に迷うドライバーの方は少なくありません。天気予報を見て、混みそうな週末を避けて……、と思案しているうちに、雪が降って慌てて替えることになる方も多いのでは。特に関東エリアは、降雪が少ないからこそ交換時期に悩みやすい場所です。
今回はエリアを関東に絞り、タイヤ交換の最適時期を解説していきます。関東エリアのドライバーが、いつごろタイヤを替えているのか?という独自調査結果も公開しました。
ベストタイミングを知り、今年はお得なタイヤ交換を実現しましょう。
▼この記事でわかること
・東京・神奈川・千葉・埼玉(関東エリア)のベストなタイヤ交換時期
・タイヤ交換をスムーズに行うためのコツ
・スタッドレスタイヤの寿命の見極め方
・お得にタイヤ交換するなら【タイヤ流通センター】がおすすめであること
目次
タイヤ交換、みんなはいつ頃してるんだろう?
はじめに、多くの方がタイヤを交換している時期を見てみましょう。一般的な交換時期を知っておくと、タイヤ交換の予定も立てやすくなります。
ノーマルタイヤ(夏用)からスタッドレスタイヤ(冬用)への交換時期
関東エリアは初雪がいつ降るか予想しにくいこともあり、いつ交換するのがベストなのか迷うという方も多いようです。関東エリアでノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに履き替えるのは、何月が最適なのでしょうか。
タイヤ流通センターの独自調査結果では
タイヤ流通センターが調査したところによると、関東エリアでの夏用から冬用へのタイヤ交換時期は「11月から増え始め、12月にピークを迎える」という調査結果が出ています。
※ タイヤ流通センター調べ
関東エリアはどの都県でも、11月と12月とでほぼ倍の差が見られます。多くの方は「12月に入ったらタイヤを交換しよう」と考えているということです。
一方、関東以外の県を見てください。新潟では11月中に交換してしまう人が多く、北陸地方では11月と12月がほぼ同程度の数値になっています。11月以降に新潟方面や北陸方面に車で出かける予定がある方は、早めにタイヤ交換を済ませておいた方が安心だといえるでしょう。
【参考】東京の初雪は1月初旬!
参考までに、気象庁が発表しているデータから「東京の初雪日」を調べました。
統計期間30年間(1991~2020年)における東京の初雪日平年値は「1月3日」とのことです。
初霜の平年値は「12月23日」、結氷(観測場所にある蒸発計の水が凍ること)の平年値は12月24日でした。
路面は霜や凍結でも滑りやすくなります。急な冷え込みが路面凍結につながることもあるので、寒さを感じるようになったらタイヤ交換を検討したほうが良いでしょう。
また山間部は平地よりも冷え込みやすいため、平地より早めに交換しておくことをおすすめします。
スタッドレスタイヤ(冬用)からノーマルタイヤ(夏用)への交換時期
スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへの履き替えも、時期を見定めるのが難しいという声があります。「花冷え」という言葉があることからも分かるように、暖かくなった後に急に寒さが戻ることもあるからです。
関東エリアでスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに交換するのは、何月ごろが最適なのでしょうか。
タイヤ流通センターの独自調査結果では
タイヤ流通センターの独自調査によると、関東エリアでの冬用から夏用へのタイヤ交換時期は「3月から4月にかけて最多」という結果になりました。
※ タイヤ流通センター調べ
3月に入ると気温もグンと上がってきます。積雪や凍結のない道路をスタッドレスタイヤで走行するのは、燃費やタイヤ摩耗を考えるともったいないですよね。そこで、春の気配と同時にタイヤも夏用に交換する方が多いようです。
ただし、ゴールデンウィークに東北地方や長野県などに旅行の予定がある場合は、タイヤ交換を待った方が良いかもしれません。これらのエリアでは、4月でも雪が降ることがあるからです。実際に調査結果を見ても、「夏用タイヤへの交換時期は5月」と答えている方が相当数いることからも分かります。
【参考】東京は3月からぐっと暖かくなる!
春スキーなどに行く計画が無ければ、関東エリアでは3月に入ればタイヤ交換を進めても大丈夫でしょう。
先ほどと同じように、気象庁のデータから「東京都における過去30年分(1991~2020年)の最低気温」の平均値を算出しました。その結果は以下の通りです。
2月の最低気温(平均) 3.02℃ 3月の最低気温(平均) 5.98℃ |
※参考:気象庁「観測開始からの毎月の値|東京都」
温暖化の影響で最低気温が上昇傾向にあるとはいえ、東京でも2月中は最低気温がぎりぎりプラスという年も少なくありません。しかし3月に入ると最低気温が5℃を下回る年はほぼなくなります。2月中は念のためスタッドレスタイヤを履いておき、3月に入ってから交換するのが安心でしょう。
タイヤ交換はどこでやる?おすすめ交換場所とメリット・デメリット
毎年2回あるタイヤ交換、どこでやる?というのも悩みどころです。タイヤ交換が可能な場所と、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。どこで交換するのが自分にとって最もメリットが大きいか、チェックしてみてください。
ディーラーでタイヤ交換をするメリット・デメリット
ディーラーは、そのメーカーの車を知り尽くしている「車のプロ」です。ディーラーでタイヤ交換をしてもらうメリットとデメリットは、次の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
車種に合ったタイヤを用意してもらえる 作業のレベルが高い 細やかなサービスが受けられる 自宅まで車を取りに来てくれる |
コストがかさみがち 時間がかかることが多い タイヤの持ち込み不可の場合もある 希望通りのタイヤが用意できないこともある |
ディーラーは、その車にとって「ベストな状態」を知っています。性能を最大に発揮できるタイヤや、乗り方に合ったタイヤなど、車との相性を踏まえてタイヤを用意してもらえる点がメリットだといえるでしょう。また自宅まで車を取りに来てくれたり、交換の予約も融通をきかせてくれたりと、細やかなサービスが期待できるのもディーラーならではといえます。
一方、ディーラーはサービスレベルの細やかさにより、費用が高くなりがちです。また時間がかかることも多いので、急いで交換したいときには不向き。
さらにメーカーとの契約などの都合で、希望通りのタイヤが用意できなかったり、タイヤの持ち込みができない・持ち込み料がかかるケースもあります。できるだけ交換費用を節約したい方は、タイヤ専門店などに相談してみた方が良いかもしれません。
自分でタイヤ交換をするメリット・デメリット
自力で交換する、という方法もあります。メリットとデメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
費用が安く抑えられる 好きなタイミングで交換できる 緊急時の対応スキルが身に付く |
かなりの労力が必要 きちんと交換できないと脱輪の危険がある ボルトやナットが壊れる恐れがある ジャッキアップ中に下敷きになる危険もある |
自力でタイヤ交換をすると、交換にかかる作業工賃が節約できます。また好きなタイミングで交換できるため、時間の節約にもつながるでしょう。パンクなどの緊急時にスペアタイヤに交換するスキルが身に付くのもメリットだといえます。
一方、デメリットは「危険が伴うこと」です。タイヤを正しく取り付けられていないと脱輪・事故が起きる恐れもありますし、力加減を間違えるとボルトやナットが壊れてしまうこともあります。車をジャッキで持ち上げている最中に、車が落ちたり動いたりする危険もあります。自力でのタイヤ交換は、かなりの労力とスキルが必要です。少しでも不安がある場合は、プロに頼んだほうが安心です。
ガソリンスタンドでタイヤ交換をするメリット・デメリット
ガソリンスタンドもタイヤ交換をしてくれる場所の一つです。ガソリンスタンドでタイヤ交換をする場合の、メリット・デメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット |
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店舗数が多く身近 緊急時にも対応可能なことが多い ついでに給油や洗車もできる |
技術力に不安がある 作業はスピード重視の傾向がある 品ぞろえが限られる |
ガソリンスタンドは店舗数が多く、24時間営業しているところも沢山あります。思い立ったときにすぐに行けることや、忙しくて深夜にしか時間が取れない方にとっては、頼りになる存在でしょう。
ただし、ガソリンスタンドにいる整備士の数は限られています。またアルバイトなど経験が少ないスタッフがタイヤ交換を行うこともあり、専門店に比べると技術力に不安が残る点は否めません。また回転率を高めて利益を上げる収益構造になっているので、丁寧で細やかな作業よりもスピードを重視する傾向があります。
タイヤも売れ筋のものだけが置いてあることが多いので、希望通りの銘柄やグレードのものが選べるとは限らない点もデメリットだといえます。
タイヤ専門店でタイヤ交換をするメリット・デメリット
タイヤ交換は、タイヤの専門店で行うという選択肢もあります。タイヤ専門店でタイヤ交換をするメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット |
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選べるタイヤの種類が豊富 予算に合わせてタイヤを選べる 交換の技術力が高い 保証が充実している |
繁忙期は混み合うこともある タイヤによっては工賃が高くなることもある |
タイヤ専門店でタイヤ交換をするメリットは、どこよりも豊富な品揃えから、希望や予算に合ったベストなタイヤを選べることでしょう。ディーラーやガソリンスタンドも、結局タイヤ専門店がタイヤを卸しています。タイヤが一番揃っているのは、タイヤ専門店なのです。
また専門店ならではの技術力の高さ、タイヤそのものに対する保証の充実などからも、専門店でのタイヤ交換をおすすめします。
デメリットは、人気があるゆえに繁忙期は混み合い、待ち時間がかかることもあるという点でしょう。ただしこのデメリットは、どこに交換作業を依頼しても起こりうることです。都合に合わせて予約をしておくのがおすすめ。タイヤの種類によっては、工賃がやや高くなることもあります。タイヤに詳しいスタッフが常駐しているので、相談してみると良いでしょう。
タイヤ交換はお得に手際よく!スムーズに済ませるコツ
タイヤ交換をサッと手際よく、しかもお得に済ませるコツを3つ、ご紹介します。
事前に予約をしておく
タイヤ交換は計画的に行うのが大切です。交換を先延ばしにした挙句、急に降った雪に慌てて交換に飛び込むと、半日から1日がかりになることもあるからです。
先にご紹介したタイヤ交換時期の目安を参考に、早めに交換の予約を入れておきましょう。
他のメンテナンスも同時に済ませる
タイヤ交換で車を整備に預けたついでに、他のメンテナンスも済ませてしまうのもおすすめです。オイルやエレメントの交換、バッテリーチェック、ラジエーター液の点検など、まとめてチェックしてもらうことで、その都度車を持ち込む手間が節約できます。
タイヤの保管サービスを利用する
シーズンオフのタイヤは、タイヤに合った環境で保管しておくことが長持ちの秘訣。直射日光が当たる場所に置いておくと、ひび割れが起きたりやゴムが硬化したりと、タイヤの寿命が縮む原因になります。
シーズンオフのタイヤを預かってくれるお店もあります。保管サービスを上手に利用し、タイヤを長持ちさせましょう。
安全運転に欠かせない「タイヤの性能チェック」!交換時がおすすめ
安全運転のためにも、タイヤ交換時には必ずタイヤの性能チェックをしておくのがおすすめです。
特に「タイヤの溝」の残り具合は大切なポイント。タイヤの溝が浅くなると滑りやすくなり、とても危険だからです!ただ、どれくらい減ったら新しいタイヤにすべきか、というのは見てもよくわからない、という方が多いのではないでしょうか。
そこで、年に2回のタイヤ交換を利用し、プロにタイヤの性能チェックをしてもらうのがおすすめです。今のタイヤが次の夏・冬も使えそうか、今の乗り方なら残り何シーズン乗れそうかといった点も教えてもらえます。
タイヤの購入が必要になりそうなら、早めに聞いておくことで希望・予算に合ったタイヤも見つけやすくなります。
タイヤは車が安全に走るために、最も大切なパーツの一つ。年に2回タイヤチェックを、ぜひ習慣にしていきましょう。
まとめ
関東エリアのタイヤ交換の時期、またタイヤ交換をするのにおすすめの場所や、お得にタイヤ交換を済ませるコツを解説してきました。
「交換が面倒」「まだ履ける」「もったいない」と、つい先延ばしにしてしまいがちなタイヤ交換ですが、安心して車に乗るためには必ず必要な作業です。毎年のことですから、サクッとお得に交換できるよう早めに計画していきましょう。
タイヤ流通センターでは、シーズン毎にお得なキャンペーンも多数開催されています。価格や品質、性能などこだわりに合わせたタイヤも必ず見つかります。お見積もりも簡単に行えますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。