【シンプル解説】タイヤサイズの見方をわかりやすく!ほかに見るべきポイントも紹介
「タイヤ交換のために、新しいタイヤを買う必要がある」「タイヤをインチアップしてみたい」といった理由で、タイヤサイズを知る必要に迫られているでしょうか。タイヤのサイズは、実はタイヤを見るだけでわかります。
ただ、タイヤには記載されている情報が多く、どこを見れば良いかわからないという声があるのも事実です。
今回は、タイヤのサイズの見方を知りたい人に向けて、徹底的にシンプルにわかりやすく、見方を解説します。あわせて、タイヤから把握できるサイズ以外の情報もまとめました。
タイヤサイズを正しく把握するために、活用してください。
▼この記事を最後まで読んでわかること
・タイヤサイズの確認方法や見方
・タイヤの側面に書かれてある情報
・タイヤの基礎的な用語
・タイヤ流通センターならお得にタイヤ交換できること
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目次
タイヤのサイズはここを見るとわかる!
タイヤのサイズを確認できる場所は、2つあります。ただし、「いま、装着しているタイヤのサイズを知りたいのか」「新車時に装着していた純正のタイヤサイズを知りたいのか」によって、見る場所が変わるため、注意しましょう。
それぞれの場合に分けて、見る場所を解説します。
いま、装着しているタイヤのサイズを知りたいとき
いま、車が装着しているタイヤのサイズは、タイヤの側面(サイドウォール)を見るとわかります。サイドウォールに、下の画像ように「3桁数字/2桁数字 R 2桁数字」と刻印がされている箇所、それがタイヤサイズを示します。
画像のタイヤには「185/65 R15」との刻印が確認できます。この刻印は左から、以下の情報を示します。
- 185:タイヤ幅
- 65:扁平率
- R:タイヤの構造
- 15:タイヤの内径
タイヤサイズは、「〇〇インチ」と表現されるのが一般的です。このとき「〇〇インチ」に相当するのがタイヤの内径、つまりホイールが装着される空洞部分の直径です。
画像のタイヤの場合は、15インチだとわかります。
その他の用語は、のちほど詳しく解説します。先をご覧ください。
新車時に装着していた純正のタイヤサイズを知りたいとき
タイヤサイズが新車時と変わっている可能性も、考えられます。新車時に履いていた純正のタイヤサイズを知りたい場合は、運転席側ドアの内側に貼られたシールを確認しましょう。
※ タイヤサイズと適正空気圧が記されたシールは、大概の場合、運転席側ドアの内側に貼られています。
また、車検証から調べる方法もあります。車検証には、車種名と年式、型式などが記録されています。これらの情報をタイヤ販売店に伝えたり、インターネットで検索したりすれば、純正のタイヤサイズを確認できます。
知っておきたいタイヤサイズの用語解説
タイヤサイズを調べると、さまざまな用語が登場します。押さえておきたい、基本的な用語6つを解説します。
タイヤ幅
タイヤ幅は、タイヤが地面に接する部分の幅です。単位はミリメートルです。側面の刻印が「185」で始まっているタイヤは、接地部分の幅が185mm(18.5cm)であることを示します。
扁平率
扁平率は、タイヤ断面の高さです。ホイールが入る空洞の外周から、接地部分までの距離と考えてください。
扁平率は「タイヤの高さ/タイヤ幅×100」で求めます。タイヤの幅に対して、断面の高さがどれくらいかを示す値です。
扁平率が小さいほど、薄いタイヤということです。
タイヤの構造
一般のタイヤの構造は、ほとんどが「ラジアル」です。刻印のRは、ラジアルタイヤであることをあらわします。
ラジアルタイヤ以外に、「バイアスタイヤ」というタイプもあります。バイアスタイヤはトラックやバスなど、大型の車両に使われます。
タイヤの内径
タイヤの内径とは、ホイールを装着する空洞部分の直径です。ホイールのリム径という場合もあります。単位はインチで、私たちにもっとも馴染み深いタイヤサイズになります。
軽自動車は基本的に14~15インチ、普通乗用車は15~16インチ、SUVは17インチのタイヤを装着します。
ロードインデックス
185/65 R15というサイズ表記に続いて、「88S」などと2桁数字+アルファベットが記載されています。
この2桁の数字はロードインデックスといい、規定の条件下で、タイヤ1本あたりが支えられる荷重を示します。
タイヤは、車体本体に加えて乗る人の体重、さらに荷物の重さも支えなければなりません。
純正で決められたロードインデックスより下がると危険が伴う場合もあります。
タイヤサイズを純正から変更する際は、ロードインデックスにも注意が必要です。
速度記号
サイドウォールの刻印の最後に記されているアルファベットは、速度記号といいます。そのタイヤで走行できる最大速度を示します。
あくまで規定条件下で走行できる速度であり、法定速度は大きく上回っている点に注意しましょう。
速度記号 | L | Q | S | T | H | V | W | Y | ZR |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 120 | 160 | 180 | 190 | 210 | 240 | 270 | 300 | 240 |
タイヤの側面には、ほかの情報も記載されている
タイヤのサイドウォールをよく見ると、タイヤサイズ以外にもさまざまな情報が刻印されていることに気づきます。
タイヤのサイドウォールからわかる、その他の情報を5つ紹介します。
タイヤが製造された年週
タイヤの側面に、4桁の数字が刻印されていないでしょうか。それが、タイヤが製造された時期を示しています。
タイヤの製造時期の表示方法は独特です。
- 最初の2桁:製造週
- 後半の2桁:製造年(西暦下2桁)
たとえば「4023」との表記は、2023年の40週目に製造されたことを示します。
タイヤはゴムでできており、年数の経過とともに劣化・硬化します。製造から5年程度が交換の目安とされるため、製造年もときどきチェックしておきましょう。
スリップサインの▲マーク
スリップサインとは、タイヤの溝の残り具合を示すマークです。タイヤの溝と溝を橋渡しするように入っており、溝の摩耗が進むと徐々に表面に露出してきます。
スリップサインが接地面と同じ高さになったら、溝の残りが1.6mmになったということ。スリップサインが1箇所でも露出したタイヤは、新しいタイヤに交換しなければなりません。
タイヤのサイドウォールには、スリップサインの位置を示す「▲」マークが刻まれています。▲マークを接地面に辿ると、スリップサインが見つかります。
タイヤの回転方向
タイヤの中には、回転の向きを指定しているものもあります。タイヤの回転向きに指定がある場合、サイドウォールに矢印で方向が刻まれます。
反対向きに装着すると、タイヤが性能を発揮できません。自分でタイヤ交換をする際は、矢印の有無と方向に注意しましょう。
メーカー・製品名
メーカー名や、タイヤの製品名もサイドウォールに刻印されています。いま装着しているタイヤのメーカーや製品名がわからなくなっても、サイドウォールを見れば解決します。
雪道対応可の印
タイヤが雪道を走行できるかどうかの情報も、サイドウォールを見るとわかります。
スタッドレスタイヤの場合、タイヤ側面に「STUDLESS」と表記されています。オールシーズンタイヤには、雪道走行の性能を保証する「スノーフレークマーク」や、「M+S」(マッド・アンド・スノー)という刻印が目印です。
タイヤの相談は専門店・タイヤ流通センターへ
タイヤは、サイズだけを選べばよいというものではありません。車種や乗り方、期待する性能など、さまざまな要素によって、最適なタイヤが変わります。
愛車にピッタリ合うタイヤ選びに迷ったら、専門店であるタイヤ流通センターにご相談ください。
店舗には、タイヤについて誰よりも詳しい専門スタッフが常駐しており、いつでもご相談に対応します。
また、インターネットから3ステップでタイヤ交換の予約ができ、さらに見積もりまで知れる「簡単見積もり」も大好評!
タイヤ流通センターは、国内外メーカーの、あらゆるタイヤを取り揃えてお待ちしています。まずはお気軽にお問い合わせください。
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まとめ
タイヤのサイズは、タイヤ側面の刻印を見るとわかります。新車時に履いていた純正タイヤのサイズを知りたいときは、運転席ドア内側のシールをチェックしましょう。
車種に合ったサイズのタイヤを履いてこそ、快適で安全なカーライフを送れます。タイヤ交換や新しいタイヤの購入、サイズ変更などのご相談は、専門店タイヤ流通センターにお気軽にお問い合わせください。プロが、ご希望と予算に合った最適なタイヤをご紹介します。
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現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。