ホンダ系ディーラーでのタイヤ交換は高い?お得に済ませる方法を紹介

「高い」「面倒」と思われやすいタイヤ交換も、カーユーザーなら避けて通れません。

やらなければならないメンテナンスなら、できるだけお得に済ませたいと思いませんか?ではタイヤ交換は、どこに依頼するのがもっともお得なのでしょうか。

今回は「ホンダ車ユーザー」「メンテナンスもディーラーで」と考える人に向けて、ディーラーでのタイヤ交換は本当にお得なのか?を考えます。

物価の高騰が続く昨今です。タイヤ交換費用を節約し、浮いたお金をちょっとした贅沢に回すヒントとして、ご活用ください。

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ホンダの正規ディーラーの種類


ディーラーは自動車メーカーが店舗を構えて消費者に直接、あるいは販売店と特約店契約を結んで自社の車両を販売する店舗です。

ホンダ系ディーラーは新車を取り扱う店舗が3種類、中古車を扱う店舗が1種類あります。はじめにホンダ正規ディーラー4種類の違いを押さえましょう。

Honda Cars

もっとも一般的なホンダ正規ディーラーが「Honda Cars」です。ホンダ製のすべての車種を購入できます。

以前は「ホンダプリモ」「ホンダクリオ」「ホンダベルノ」と、3つに分かれていました。それぞれ販売戦略や取扱車種が異なっていましたが、現在はHonda Carsに統一されています。

Honda Carsは、ホンダの直営店舗と地域の販売会社が運営する店舗とにわかれます。サービスメニューや価格が店舗によって異なるのは、運営会社が違うためです。

オレンジディーラー

オレンジディーラーとは、ホンダディーラーのうち福祉に関する基準をクリアした店舗です。店内のバリアフリー化や、介助士有資格スタッフの在籍など、サポートが必要な人でも安心して利用できます。

車いす仕様車やリフトアップシート車といった、福祉車両の展示・試乗も可能です。

オレンジディーラーは満たす基準によって「マスター店」と「ベスト店」にわかれており、2023年6月時点で全国に合計393拠点あります。

NSX PERFORMANCE DEALER(NXSパフォーマンスディーラー)

NSXはホンダが販売するスーパースポーツカーです。メンテナンスにも特別な知識と技術が必要なため、NSXの整備ができる店舗は「NSX PERFORMANCE DEALER」と呼ばれます。

NSX PERFORMANCE DEALERにはNSXのスペシャリストが常駐し、NSX専用設備を使ってメンテナンスします。

U-select

U-selectはホンダの認定中古車を専門に販売する店舗です。「オートテラス」という以前の名称のほうが、馴染みがある人が多いかもしれません。

U-selectでは、以下の条件を満たした車だけを取り扱っています。

  • ホンダ車である
  • 修復歴がない
  • 第三者機関による車両状態証明書がある

ホンダ正規ディーラーでのタイヤ交換費用目安


今回、編集部ではホンダ正規ディーラーでのタイヤ交換にかかる費用を調査しました。調べた結果、わかった費用を紹介します。

タイヤ交換の見積もりを比較する参考にしてください。

※ 紹介する費用は一例です。工賃や手数料は店舗ごとに異なるため、詳しくはお近くのホンダディーラーにお問い合わせください。

Honda Carsでタイヤ交換をする費用目安<東京エリア>

Honda Carsのなかでも指折りの規模を誇る「Honda Cars 東京中央」でタイヤ交換をすると、以下の費用がかかります。

メニュー 料金 備考
タイヤ入れ替え 4,400円 ホイール付きタイヤ同士の交換
タイヤローテーション 3,300円
ホイールバランス調整 1,100円/本 履き替え作業と同時実施なら550円/本
窒素ガス充填 2,200円

(※ 参照:【公式】足回り関連 | クルマを整備する | Honda Cars 東京中央

Honda Carsでタイヤ交換をする費用目安<東北エリア>

秋田県大仙市にあるHonda Cars 大曲でタイヤ交換をすると、以下の費用がかかります。

メニュー サイズ 料金
ホイール付きタイヤ交換 軽自動車 2,860円/4本
小型自動車・普通自動車 3,960円/4本
小型貨物自動車・その他 4,400円/4本
タイヤ組み換え交換 15インチ以下 1,320円/本
16インチ 1,870円/本
17インチ以上 2,970円/本
ホイールバランス調整 15インチ以下 770円/本
16インチ 880円/本
17インチ以上 990円/本

(※参考:【公式】タイヤ・ブレーキ|クルマを整備する|Honda Cars 大曲

Honda Carsでタイヤ交換をする費用目安<北海道エリア>

Honda Cars 北海道でのタイヤ交換にかかる費用は、以下のとおりです。

メニュー サイズ 料金
ホイール付きタイヤ交換 軽自動車 2,750円/4本
普通自動車 3,300円/4本
17インチ以上 4,400円/4本
タイヤ組み換え作業(バランス調整含む) スチールホイール 8,800円
アルミホイール 11,000円
タイヤ組み込み作業(バランス調整含む) スチールホイール 6,600円
アルミホイール 8,800円

(※ 参考:タイヤ交換 | Honda Cars 北海道

参考: タイヤ専門店でのタイヤ交換費用は?

タイヤ専門店であるタイヤ流通センターでは、タイヤ交換工賃を以下のとおりと定めています。

  • 12~15インチ:6,600円
  • 16~17インチ:7,920円
  • 18インチ:9,240円

※ 廃タイヤ処分料は別途

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ディーラーでのタイヤ交換は高い?理由と対策


一般的に「ディーラーのタイヤ交換は高い」との印象を抱く人も少なくありません。

なぜ、ディーラーのタイヤ交換は費用がかかるのでしょうか。その理由と、タイヤ交換費用を少しでも節約する方法を解説します。

タイヤ交換でもっとも費用の差が生まれるポイント

タイヤ交換の見積もりにある費用は、3種類に分けられます。

  • 工賃
  • 廃タイヤ処分料
  • タイヤ本体価格

工賃とはタイヤ交換作業に対する費用です。「組み換え」「脱着」「バランス調整」などの項目があります。

廃タイヤ処分料は、タイヤの処分にかかる必要経費です。タイヤは特別なルートで処分しなければならず、処分料はユーザー負担となります。

工賃と廃タイヤ処分料はどこでタイヤ交換をしても、大差ありません。金額に違いがあっても、せいぜい数千円です。

ところが数万円の差になる場合もあるのが、タイヤ交換費用の3つめ「タイヤ本体価格」です。

タイヤ価格は1本で1万円以上の差になることも

タイヤはメーカーやグレード、また購入する店舗によって金額に差が生まれます。

価格比較サイト(価格.comなど)で、同一サイズのタイヤ料金を比較してみてください。

1本2,000円台という破格のタイヤから、同じサイズにもかかわらず1本15,000円~20,000円を超えるタイヤまで、価格帯の広さに驚くのではないでしょうか。

以下は実際に検索してみた結果です。「165/55R15」という一般的な15インチサイズのタイヤでもっとも安いタイヤと、もっとも高いタイヤをピックアップしました。

(※ 参考:「タイヤ 165/55r15」の検索結果|価格.com)2023年6月時点

タイヤは、豊富なラインナップから車種と乗り方に合うものを選ぶようにしましょう。メーカーにこだわらなければ、かなりお得に購入できます。

「タイヤを安く・豊富に」揃えるのはディーラーの仕事ではない

タイヤ交換費用を節約するには、もっとも費用がかかるタイヤ本体価格をいかに抑えるかがポイントとなります。

ところが、ディーラーでは用意されているタイヤの種類が限られているケースがほとんどです。ディーラーの仕事は新車販売であり、メンテナンスでは自社の車種に合う最小限のタイヤだけを用意するところが多いためです。
ディーラーがタイヤを専門に扱うショップのように膨大な種類の在庫を抱えるのは、非現実的です。

ディーラーはさらに「付加価値」を費用に反映している

ディーラーでのメンテナンス費用がかさみがちな理由は、ほかにもあります。それは「付加価値」です。ディーラーは高品質なサービスを売りにしています。

「タイヤ交換を頼むと自宅まで車を取りに来てくれた」「ピカピカに磨かれた待合スペースにフリードリンクが準備されていた」などの経験がある人も多いのではないでしょうか。

こうしたクオリティの高いサービスや設備にかかる費用は、ユーザーが支払う料金に反映されています。

結果的に、ディーラーでサービスを頼むと他のショップより割高な見積もりになることが多いのは、付加価値が理由でもあります。

タイヤはタイヤ専門店で探すのがベスト

タイヤをできるだけお得に買いたい人は、タイヤ専門店をチェックしてみてください。タイヤ専門店は国内外あらゆるメーカーのタイヤを、独自ルートで大量買い付けしています。

スケールメリットを活かしてタイヤの仕入れ価格を抑え、お手頃な販売価格を実現しています。

ただし、一般的に「タイヤ専門店」と呼ばれるショップも2種類にわけられる点に注意しましょう。よりお得にタイヤを買うなら、次の2つのうち後者がおすすめです。

  • タイヤメーカーの直販店
  • タイヤの総合専門店

タイヤメーカーの直販店とは「ブリヂストン」「YOKOHAMA」など、タイヤメーカーの看板を出している店舗です。タイヤメーカーが自社のタイヤを販売するために出店しており、他メーカーのタイヤは取り扱いがありません。

価格もメーカー価格で割高です。「豊富な種類から選びたい」「できるだけ安いメーカーを選びたい」人にはおすすめできません。

タイヤの総合専門店とは、あらゆるメーカーのタイヤを取り扱うタイヤの専門店です。全国に150以上の店舗を展開する「タイヤ流通センター」が代表例です。

国内タイヤはもちろん、コスパの良さから人気があるアジアンタイヤや特殊サイズのタイヤも揃っています。「タイヤ交換にそこまで費用はかけられない…」という方でも、納得できるタイヤに出会えます。

タイヤ流通センターのタイヤ価格は、Webから数秒でわかります。まずは車種とサイズを入力し、タイヤ流通センターの見積もりをチェックしてみてください。ディーラーの見積もりとの比較も大歓迎です。

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<お得なタイヤ交換のための豆知識>近年はネット通販でタイヤを買う人も増えているようです。Amazonや楽天などのECモールや、Yahoo!オークション・メルカリなどの個人間取引も活況です。

ネット通販のタイヤは、確かに安いです。ただし購入前には、ネット通販で買ったタイヤを取り付けてくれる整備工場を見つけておくようにしましょう。

タイヤ交換を請け負う工場のなかには「タイヤの持ち込みはお断り」というケースもあります。また持ち込みが可能でも割増工賃を設定するケースもあります。

近隣の工場が軒並み「持ち込み不可」ではタイヤ交換ができませんし、割増料金によってかえって交換費用が高くつく場合もあります。

タイヤは、交換工賃まで含めた総額で見積もりを比較するようにしましょう。

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まとめ

タイヤ交換をお得に済ませるには、タイヤ専門店がおすすめです。交換にかかる費用のうち、もっとも高額な「タイヤ本体価格」を抑えられます。

タイヤの価格は、選び方によっては4本で数万円の差となります。ディーラーはタイヤを安く・豊富に揃えるのが本業ではないため、タイヤ専門店のような価格設定はできません。

タイヤ流通センターは、全国に店舗を展開する大手タイヤ専門店です。昨今の物価高でコスパの良いタイヤをお求めの方に独自の流通ルートで仕入れたタイヤを、お得な価格でご用意します。

まずはタイヤ流通センターの簡易見積もりを試してみませんか。車種とタイヤサイズを入力するだけ・連絡先の登録は不要で、タイヤ価格をお出しします。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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