【2024年最新】タイヤ交換(脱着)の工賃内訳、持ち込みタイヤの交換は本当に安いか解説!
「タイヤが擦り減ってきた」「タイヤにヒビが入っていた」、これらに心当たりのある方は早急にタイヤ交換が必要です。そのまま放置すると安全に走行できなくなるので、早めに交換することが何よりも重要です。
そこで今回は、タイヤ交換の作業内容をはじめ、工賃相場やタイヤ交換ができる場所についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
▼この記事を最後まで読んでわかること
・タイヤ交換には2種類あること
・タイヤ交換の工賃相場例
・タイヤの脱着にかかる工賃の費用
・タイヤ流通センターでは安くタイヤ交換できること
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目次
タイヤ交換の主な2つの作業
タイヤ交換の作業は、主に「組み換え」と「脱着・履き替え」の2つに大別できます。
タイヤの組み換え
「タイヤの組み換え」とは、ホイールにタイヤを装着すること。具体的には、すでに組み込まれているタイヤをホイールから取り外したのち、新しいタイヤを装着する作業のことをいいます。
タイヤは使い続けることで摩耗し、時間の経過によって徐々に劣化していきます。摩耗することでタイヤの溝が減り、走行時にスリップしやすくなる、ブレーキを踏んだ際の制動距離が長くなるなど、走行性能に多くの影響が現れます。
つまり、安全で快適な走行を維持するためには、定期的にタイヤの点検を行い、必要に応じて交換する必要があるのです。走行距離や住んでいる地域の環境、車両の保管状況によりますが、3年〜5年を目安にタイヤ交換が必要になると考えておきましょう。
なお、タイヤの組み換えを行うには専用機材が必要です。個人で行える作業ではないため、必ず信頼できる専門業者に依頼しましょう。
タイヤの脱着・履き替え
「タイヤの脱着・履き替え」とは、車両からタイヤ&ホイール(ホイールにタイヤが組み込まれた状態のもの)を取り外したり、取り付けたりすることを指します。タイヤの組み換えとは異なり、個人で入手可能な工具だけでも作業が行えるため、自ら作業を行うことも可能です。
ただし、安全に作業を行うためには知識や経験、環境が必要となります。自信がない場合は、タイヤの組み換えと同様に、信頼できる専門業者に依頼するほうが安心です。
タイヤ交換の工賃相場例
タイヤ交換には前述の組み換え・脱着のほかにいくつかの必須といえる作業があります。以下で、その別作業の内容とそれぞれの工賃相場を解説します。
バランス調整
「バランス調整」とは、タイヤ&ホイールの重心を中心に整える作業のこと。重心のバランスが悪いタイヤが1本でもあると、走行中に騒音や振動を引き起こす可能性があります。場合によっては車両の関連個所に余計な負担をかけ、部品の破損やそれを原因とした事故につながる可能性もあります。安全・安心で快適に走行するためにも、バランス調整は必須の作業といえます。
バランス調整の費用は一般的な乗用車であれば、タイヤ1本あたり550円〜1,100円(税込)程度が相場です。なお、この金額はあくまでも目安なので、正確な費用については依頼先の業者にて確認することをおすすめします。
バルブ交換
「バルブ交換」とはその名のとおり、タイヤのエアバルブ(空気の注入口)を交換する作業を指します。一般的な乗用車に使用されているエアバルブはゴム製であることが多く、時間の経過とともに劣化していきます。
エアバルブが破損すると空気が漏れ、タイヤのパンクにつながります。もちろん、パンクした状態の車両では走行することができません。そのため、バルブ交換は安心して走行するための保険と捉え、タイヤ交換の際に必ず行うようにしましょう。
バルブ交換の費用は、タイヤ1本あたり330円〜550円程が相場です。ただし、エアバルブ交換はホイールからタイヤを取り外さないと行えないため、タイヤ交換と同じ作業が発生します。つまり、バルブ交換にはタイヤ交換と同じ作業費用がかかるのです。そのため、バルブ交換はタイヤ交換と同時に行うほうが圧倒的に安くなることを覚えておきましょう。
ガスの充填
「窒素ガスの充填(じゅうてん)」とは、タイヤに窒素100%のガスを充填する作業のこと。
窒素100%の状態には水分や酸素が含まれないため、錆の発生要素とされる「鉄の電子」「水分」「酸素」の反応発生環境が形成されません。そのため、タイヤやホイール内部に錆が発生しにくくなります。また、通常の空気は窒素78%、酸素等その他成分が22%で構成されていますが、この22%の成分は分子径が窒素のそれと比較して小さいといわれます。そのためタイヤを自然と通り抜ける(=タイヤの空気が減る)量が窒素と比較して多くなるのです。
この22%を窒素に置き換えて100%とすることで、通常の空気よりも抜けにくくすることができます。ただし、タイヤ内の空気(ガス)が一切漏れないというわけではないので、空気圧は定期的に確認することが大切です。
窒素ガスの充填における費用はタイヤ1本あたり550円(税込)が相場です。空気であれば無料なので、ここにコストを割くことにネガティブな印象を持つ方がいるかもしれません。しかし、窒素ガスの充填には前述のようなメリットがありますので、タイヤ交換の際はぜひ検討されてはいかがでしょうか。
廃タイヤの処分
「廃タイヤの処分」とはその名のとおり、交換などで不要になったタイヤを処分することです。タイヤは環境省により「適正処理困難物」に指定されており、通常のごみとして自治体では回収してもらえません。そのため、廃タイヤを処分する費用についてもタイヤの交換代金として考慮しておく必要があります。タイヤ交換の際、廃タイヤの処分を依頼した場合、その費用はタイヤ1本あたり220円〜330円(税込)が相場です。
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タイヤの脱着にかかる工賃の費用
先ほどお伝えした通り、タイヤの脱着は、既にホイールに組み込まれた状態のタイヤを車から取り外したり、装着したりする作業を指します。タイヤとホイールのセットを購入して交換する場合には、先ほど紹介した組み換えにあたる作業が必要ありまあせん。
専門的な設備が必要で作業が難しい組み換えに比べると、脱着はとてもシンプルな作業です。そのため、工賃はタイヤ部分のみ交換するときに比べて半額から3分の2程度の金額など、多くの場合は割安になります。また、作業時間も半分程度ですむことがほとんどです。
タイヤ交換の工賃を安くする方法
ここまで、タイヤ交換にかかる費用を解説しましたが、できれば少しでも安くしたいと考える方も多いでしょう。ここでは、タイヤ交換の費用を抑える方法について見ていきましょう。
近くの店舗を複数比較する
同じタイヤ交換と言えど、業態や業種により工賃は様々です。特に、行きつけのお店がある方は「とりあえず、ここに頼んでおけば…」と改めて費用について検討することはないかもしれません。しかし、車を所持している以上、ある一定の周期でタイヤ交換は訪れます。
Webで見積もりができるサイトもありますので、足を運ばずタイヤ交換の概算が分かります。タイヤ交換を安く済ませることで、経済的にも余裕が生まれるため、比較検討は安く済ませい方には大変重要です。
キャンペーンを活用する
タイヤ交換を安く済ませたい方におすすめなのがキャンペーンを活用すること。特に、スタッドレスタイヤなどは注文のピークになる少し前、9~10月に早割キャンペーンなどを行います。その他にも、友人紹介キャンペーン、平日来店キャンペーンなど、様々なキャンペーンがあります。
こうようなキャンペーンを活用することで5~10%安くタイヤ交換をできる可能性があります。広告やネットなどで自分にあったキャンペーンがないか探してみると良いでしょう!
どこでタイヤ交換するのがおすすめ?
では、実際にタイヤ交換をする場合はどこへ依頼すればよいのでしょうか。以下で、代表的な3つの業者をご紹介します。
ガソリンスタンド
タイヤ交換ができる場所といえば、まずは「ガソリンスタンド」が挙げられます。全国的に店舗数が多いため、自宅や職場の近くですぐにタイヤ交換へ持ち込むことが可能です。また、店舗によっては車のクリーニングやメンテナンスの無料サービスを提供していることがあります。
一度で車の隅々までケアできるよう、ガソリンスタンドを利用する際は前もってどのようなサービスを受けられるか確認しておくとよいかもしれません。
ただ、ガソリンスタンドの弱点として「取扱タイヤの種類や在庫が少ない場合がある」という点が挙げられます。ガソリンの補充をメインサービスとしているので、大手タイヤメーカーの一部商品しか置いていないことがあります。
そのため、タイヤ交換でガソリンスタンドを利用する場合は取り扱っているタイヤの銘柄や、その在庫状況も合わせて確認しておくことをおすすめします。
カーディーラー
「カーディーラー」もタイヤ交換を依頼できる場所のひとつです。車種ごとの特性に合わせたメーカー推奨タイヤの取り扱いがあるほか、車種ごとの専門的な知識・技術を学んだ整備士が作業を担うため、安心してタイヤ交換を依頼できます。
タイヤ交換におけるカーディーラーの弱点は「他業態と比較して費用が高い傾向にある」ことです。前述の通り、自動車メーカー専門の整備士が作業を行うため、その分工賃や商品代が高めに設定されている傾向があります。
カーディーラーでタイヤ交換を依頼する際は、事前の見積もりで費用を確認しておくことをおすすめします。
タイヤ専門店
タイヤ交換だけを行うのであれば、「タイヤ専門店」がもっともおすすめです。タイヤ販売と交換に特化した業態のため、「ガソリンスタンド」より取扱商品と在庫が豊富で、「カーディーラー」よりお得な費用でタイヤ交換ができます。
国内・海外メーカーのタイヤから、価格重視やブランド重視など、豊富なバリエーションから自分好みのタイヤ選びが可能です。
また、タイヤに詳しいスタッフが在籍しているため、タイヤ選びに迷った際も頼りになります。
持ち込みタイヤの工賃について
持ち込みタイヤでタイヤ交換を依頼する場合、一般的に通常価格の2倍以上工賃が高くなります。持ち込みタイヤでの交換費用は「タイヤ代+工賃」です。もし、工賃が思いの外高かったとしても、ネットショッピングなどで安く入手できていれば総額はお得になります。
また、選ぶタイヤにもよりますが、業者で「タイヤ購入+タイヤ交換」を一貫して行うよりも1万円ほど安くなったというケースもあります。タイヤを安く購入できるのであれば、持ち込みタイヤで交換を依頼しましょう。
アップガレージでは、持ち込みタイヤ専用のタイヤ交換サービス「UPPIT」を展開しています。ネットショップで購入したタイヤ、知り合いから譲り受けたタイヤ、メルカリなど購入したタイヤなどを持ち込み、また直送いただきましたら交換いたしますます。また、中古のタイヤは買取させていただきますので、交換料金が相殺され安く交換することができます。
>>「UPPIT」のタイヤ持ち込み交換サービスを見てみる!<<
タイヤ交換のトータル費用を節約したいならタイヤ交換専門の「タイヤ流通センター」へ
タイヤ専門店には、たとえば北海道から沖縄まで全国150店舗以上を展開している「タイヤ流通センター」があります。お手頃価格でタイヤ交換を行えるほか、バッテリー交換やオイル交換などそのほかの便利なサービスも提供しています。「近場で費用を抑えてタイヤ交換をしたい」という方は、どうぞこの機会にご利用下さい。
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現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。