【タイヤ交換】コンパクトカー用タイヤを選ぶポイント、おすすめタイヤをご紹介

日本で多く走行しているコンパクトカー。サイズ感が丁度良く、小回りの効く走行が可能で幅広い世代の方から人気があります。そんなコンパクトカーのタイヤ交換は、どうされていますか?タイヤは消耗品なので、必ず交換時期がやってきます。その時に少しでも楽をしてお得に交換したいですよね。

そこで今回は、コンパクトカー用タイヤの交換タイミングや選ぶ時のポイント、おすすめタイヤなどを解説します。タイヤメーカーにより特徴が異なるので、自分に合うタイヤを見つけ、なるべく楽な方法でタイヤ交換を行いましょう。

コンパクトカーとは?


コンパクトカーとは、ハッチバックをはじめとした2BOXタイプボディを主流とする普通自動車のことです。例えば、国産車であれば「トヨタのアクア」、「日産のノート」、「ホンダのフィット」、輸入車であれば「MINIのミニ」、「フィアットのFIAT500」などがコンパクトカーという位置付けになります。明確な定義はありませんが、普通車の中でも小型のものがコンパクトカーとして販売されています。コンパクトカーとして販売されているものは、以下のような特徴があります。

全長(mm) 4,200程度まで
全幅(mm) 1,700
排気量(cc) 1,000~1,500

欧州車であれば、Bセグメントに分類される車などがコンパクトカーとなります。

コンパクトカーは、運転のしやすさやコスト面の良さから、初めて車を購入する方にも向いています。実際に、多数のコンパクトカーが道路を走行していることからも、日本の道路事情に最適な車で人気が高いのが分かりますね。

タイヤ交換のタイミングはいつ?


タイヤは、消耗品なので必ず交換時期がやってきます。しかし、タイヤ交換のタイミングが分からないという方も多いでしょう。ここでは、タイヤ交換のタイミングについて解説します。

適切なタイミングで交換して、安心してドライブしましょう。

タイヤの寿命や交換時期については、こちらの記事でも詳しく解説してあるので参考にしてみてください。

タイヤの限界ってどれくらい?危険なサインや長持ちさせるコツを解説

車の走行距離が3万~4万kmくらい

タイヤ交換のタイミングとして、タイヤ交換からの走行距離が3万~4万kmくらいという目安があります。
車が5,000km走行するとタイヤが1mm摩耗するといわれており、新品タイヤは約8mmの溝があります。道路運送車両の保安基準により、自動車のタイヤは1,6mm以上必要と明記されています。つまり、約8mmの溝のタイヤを1,6mmまで使用した場合の計算上の走行距離は、約32,000kmとなります。

しかしこれは、あくまでも試算での走行距離であって、運転の仕方や車の使用頻度などによってタイヤの摩耗速度は異なります。ただし、3~4万km走行したらタイヤの点検をしてもらった方が良いということは押えておきましょう。

前回の交換から3~5年経過したら

タイヤはゴムでできているため、走行距離が少なくても年数の経過とともに劣化していきます。タイヤメーカーのブリヂストンによると、製造から5年経過したタイヤは、整備工場での点検を推奨しています。

年数の経過により、タイヤの柔軟性が失われ、ブレーキやハンドリングに影響がでてきます。また、乗り心地も悪化していきます。
外観上は溝がしっかり残っていても、製造から5年経過したタイヤはゴムの劣化が進んでおり、トラブルの原因となる可能性があるので交換を検討しましょう。

スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤより寿命が短く3年経過したものは交換を検討しましょう。

タイヤの製造年は、自分でもチェックできます。タイヤのサイドウォールに「1922」というような数字4桁が並んでいます。その数字が製造年週を表しており、この場合の19が製造週、22が製造年を表しています。つまり、2022年の第19週に製造されたタイヤということになります。自分の車のタイヤをチェックして、3~5年経過したタイヤは交換しましょう。

タイヤの状態が悪くなったら

タイヤの状態が悪くなった時も交換時期といえます。触ってみてタイヤのゴムが固い、タイヤのサイドウォールにひびが入っている、タイヤ表面の凸凹したトレッドが欠けている場合などは交換のサインといえます。

このような状態で走行を続けると、ハンドルが左右に取られたり、スリップしやすくなったりブレーキが効きづらくなったり、パンクやバーストの原因となったりする可能性があります。

タイヤの状態のチェックを行い、劣化を見つけたらタイヤ交換しましょう。

寒冷地では季節ごとに

寒冷地では、季節ごとにタイヤ交換をするのがおすすめです。スタッドレスタイヤは、新品時から50%摩耗するとスタッドレスタイヤとしての性能の限界を迎えます。寒冷地の場合、スタッドレスタイヤは必需品です。スタッドレスタイヤの使用頻度が多くなれば、摩耗が早まり交換時期が早まります。

そのため、寒冷地では季節ごとにタイヤ交換をした方が良いといえるでしょう。

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コンパクトカー用タイヤを選ぶ際のポイント


「タイヤは種類が多くどれを選べば良いか悩む….」という方も多いでしょう。性能や価格の違いなど、同じサイズのタイヤでもさまざまな違いがあり迷うのも無理はありません。

ここでは、コンパクトカー用タイヤを選ぶ時のポイントについて解説します。タイヤ選びの参考にしてみてください。

耐摩耗性の高さ

耐摩耗性とは、タイヤが摩耗に対しどれだけ耐久力があるかを表したものです。耐摩耗性が高いタイヤは、摩耗に強くタイヤが擦り減るスピードが遅いということです。つまり、耐摩耗性が高いタイヤは低いタイヤと比べ、タイヤの寿命が長くなるということです。

タイヤの寿命が長くなれば、交換回数が減り節約にも繋がります。タイヤを選ぶ時は、耐摩耗性が高いタイヤを選ぶようにしましょう。

燃費の良さ

燃費の良さを重視する方は、低燃費タイヤを選ぶようにしましょう。低燃費タイヤとは、「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」の2つを等級分けし、基準を満たしているタイヤのことです。基準は以下のように分けられています。

  • 転がり抵抗性能→5等級(AAA・AA・A・B・C)
  • ウェットグリップ性能→4等級(a・b・c・d)

この等級で、転がり抵抗性能の等級がA以上かつ、ウェットグリップ性能の等級がa~dの範囲内にあるタイヤが低燃費タイヤと定義されています。

このようなタイヤを選べば、燃費の良さに繋がります。低燃費性能のみでなく、安全性も基準をクリアする必要があるので、安心して使用できるタイヤです。

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コンパクトカー用おすすめタイヤ


タイヤの種類が多くあり、どれを選べば良いか分からないという方は多いでしょう。
ここでは、コンパクトカー用のおすすめタイヤを5つ紹介します。タイヤ選びの参考にしてみてください。

ブリヂストン NEXTRY

ブリヂストンのネクストリーは、ブリヂストン定番のベーシックタイヤで比較的価格が安いのがメリットです。また、先進技術の「ナノプロテック」を採用しており、「転がり抵抗」「ウェットグリップ性能」「ドライ性能」「乗り心地」といったタイヤの基本性能を押さえています。コンパクトカーや軽自動車、普通車やセダンといった幅広いサイズ展開があるのも魅力です。

ただし、少し劣化が早いのがデメリットです。新車標準タイヤと比較すると、摩耗するスピードが少し早いです。

ブリヂストンの低燃費タイヤとして多くの方に親しまれているタイヤで、比較的価格が安い低燃費タイヤを求める方におすすめです。

ヨコハマ BluEarth-A

ヨコハマのBluEarth-Aは、ウェットグリップ性能や低燃費性能などのバランスに優れているのがメリットです。他にも、耐摩耗性や快適性能も向上しており、コンパクトカー用タイヤとしてチェックしておきたいタイヤです。

ただし、BluEarth-AはECOSより価格が高いのがデメリットです。
しかし、ECOSより性能が高く、コンパクトカーにはBluEarth-Aがおすすめです。

ダンロップ ENASAVE EC204

ダンロップのENASAVEは、耐摩耗性と低燃費性能が向上しているのがメリットです。また、全ての溝が均一に摩耗することで、しっかり性能を維持したまま最後まで使用できるので、経済的にも良いタイヤといえます。

ただし、ウェット性能がそこまで高くないのがデメリットです。しかし、基本性能はしっかり押さえられているので、安心して使用できます。

グッドイヤー EfficientGrip ECO EG02

グッドイヤーのEfficientGrip ECO EG02は、スタンダードエコタイヤで、優れた「ロングライフ性能」に「低燃費性能」と「静粛性」を備えているのがメリットです。素材やタイヤの構造、トレッドパターンを改良することで、ウェットグリップ性能やコントロール性能も向上しています。

ただし、スタンダードタイヤのため、他のEfficientGripシリーズより摩耗が早いなどのデメリットがあります。
しかし、コスト面や性能を考慮して、EfficientGrip ECO EG02を選ぶ方は多いです。

ブリヂストン REGNO GR-XⅡ

ブリヂストンのREGNO GR-XⅡは、ブリヂストンのコンパクトカー用タイヤの中で、全ての性能においてトップクラスであることがメリットです。特に、静粛性能が高く、ロードノイズが気になる方におすすめです。耐摩耗性やウェットグリップ性能などが高く、優れた低燃費性能を発揮します。

しかし、ブリヂストンの最新の技術が詰まっているので、価格が高いのがデメリットです。
ただ、静粛性やライフ性能、燃費性能を考えると、多少高くても装着するという方も多いです。

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タイヤ交換をラクにする方法


「少しでもタイヤ交換を楽に終わらせたい!」と思う方は多いでしょう。ここでは、タイヤ交換をラクにする方法を紹介します。

ディーラーに取りに来てもらう

ディーラーによりますが、タイヤ交換の予約をするのと同時に引き取り・納車を依頼する事ができます。
引き取り・納車をしてもらえると、自宅にいるだけでタイヤ交換が終わるのでとても楽です。自宅で仕事がある方や、持っていくのが面倒な方にはおすすめです。

ただし、ディーラーは、他の業者よりタイヤ代や工賃が割高で、選べるタイヤの種類が限られている点には注意しましょう。

近隣のガソリンスタンドでタイヤ交換する

近隣にガソリンスタンドがある方は、多いのではないでしょうか。そのガソリンスタンドで、タイヤ交換ができる可能性があります。近くのガソリンスタンドでタイヤ交換ができれば、移動距離が少なく済み、ついでに給油もできて一石二鳥ですね。

ただし、全てのガソリンスタンドでタイヤ交換ができる訳ではありません。作業のできる設備が整ったガソリンスタンドなら可能なので、まずはタイヤ交換できるか問い合わせしてみましょう。

ガソリンスタンドのタイヤ交換は安い?メリット・デメリットを徹底比較!

タイヤ専門店でタイヤ交換する

タイヤ専門店は、タイヤについてのプロの集まりです。タイヤのことに関しては、他の業者を越える知識や技術、経験があります。希望するメーカーや種類のタイヤが購入できる可能性も高いです。技術が高く、丁寧な作業を行ってもらえます。

繁忙期には、混み合うので待ち時間が長くなったり、タイヤの在庫が無くなる可能性があるので注意しましょう。

タイヤ専門店では、タイヤ流通センターがおすすめです。専門店ならではのタイヤの品揃えがあり、希望するタイヤが見つかるでしょう。また、3つの革新的なプランにより、初めてタイヤを購入する方でも安心して購入できます。見積もりはWebから簡単にできます。ぜひ1度、依頼してみてください。

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整備工場でタイヤ交換する

整備工場にタイヤ交換を依頼する方法があります。整備工場は、さまざまなメーカーの車を整備しているので、知識や経験が豊富です。また、整備工場によって、引き取り・納車をしてくれる所もあります。事前に問い合わせてみると良いでしょう。

ただし、在庫しているタイヤ本数があまり多くなく、種類も少ないため急に行っても自分の車のサイズがない場合がある点には注意しましょう。

自分で交換する

自分でタイヤ交換をする方法もあります。自分でタイヤ交換ができれば、時間やタイミングなど自分のペースでできます。

しかし、タイヤ交換には技術や知識が必要です。また、工具を揃えるのに費用がかさみます。少しでも不安な方は、プロにお任せしましょう。

タイヤ交換は自分でできる?必要な工具やリスクについて徹底解説

【整備士監修】自分でできるタイヤ交換方法と注意点について解説!

車検時にタイヤ交換も依頼する

車検で車を預けた時に、タイヤ交換を依頼する方法があります。車検で車を預けた時にタイヤ交換もしてもらえば、1度だけ車を持ち込めば終わるので楽ですね。

ただし、車検と同時だと車検代とタイヤ交換費用がかかるので普段より費用がかさむ点に注意しましょう。

まとめ

今回は、コンパクトカー用タイヤの選び方やポイント、交換のタイミングや楽にタイヤ交換をする方法などについて解説しました。

タイヤは消耗品なので、必ず交換時期がきます。今回解説したような交換タイミングを見逃さず、適切なタイミングでタイヤ交換をしましょう。
タイヤ交換を楽にする方法も紹介しましたので、自分に合う業者で交換してもらいましょう。

タイヤ交換は、知識や技術が必要なのでプロに任せて安心のカーライフを送りましょう。

プロに任せるなら「タイヤ流通センター」がおすすめです。タイヤ専門店なので、豊富なタイヤから自分に合うタイヤを選択できます。革新的な3つのプランが用意されているので、初めての方でも安心してタイヤを購入できますよ。ぜひ1度、お見積もりしてみてください。

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監修者:こげパン
現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。

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