タイヤの空気圧の確認方法とは?窒素ガス補充のメリットを徹底解説
車のタイヤは、車に乗るすべての人の命を預かっている、重要なです。そのため、管理を疎かにすることは大きな危険性を繋がります。車オーナーにとって、タイヤの状態を知っておくことは必要です。
この記事では、タイヤの適切な空気圧、空気圧の確認方法、窒素ガス補充のメリットについて説明しますので、最後までお読みいただきタイヤの知識を付けていただけますと幸いです。
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目次
適切な空気圧はどれくらい?
タイヤのサイズは同じでも、車両の重さや大きさによって適切な空気圧は異なります。具体的には、給油口や運転席側の扉、あるいは扉の内側に貼られているシールに記載されています。前輪と後輪で適切な空気圧が異なる場合は、括弧書きで表記されていることもあるので、間違いのないよう念入りに確認しましょう。
なお、空気を補充する頻度が少ない場合は、自然と空気が抜けることを考慮して少しだけ多めに補充しておくことをおすすめします。目安としては、記載されている空気圧よりも「0〜+20kPa」の間で多めに補充するのがベストです。
タイヤの空気圧の確認方法
タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドやタイヤ専門店にて無料で点検・補充をしてもらえます。ただし、店舗によってはセルフサービスの場合もあります。とくにガソリンスタンドに関しては「セルフスタンド」が増えてきているため、自ら点検・補充を行う機会が多いと考えられます。
そこで、以下にて空気入れの種類別に空気圧の確認方法を解説します。2パターンの方法を押さえて、よりスムーズに空気圧を確認できるようにしましょう。
エアータンク型空気入れの場合
まず、タイヤのホイールについているエアバルブのキャップを外します。そのあと、エアータンク型空気入れのノズルをエアバルブに接続すれば準備完了です。ただし、接続した際に「シュー」と音がする場合はノズルの隙間から空気が漏れているので、無音になるよう角度を変えて調整する必要があります。
正しくノズルが接続されると、現在のタイヤの空気圧がメーターに表示されます。適切な空気圧よりも少ない場合は空気を補充、多い場合は空気を抜いて調整しましょう。
なお、万が一エアータンク型空気入れの空気がなくなった場合は、元あった場所にタンクを戻してしばらく待ちましょう。タンク内に空気が補充されれば、確認作業を再開できます。
据え置き型空気入れの場合
据え置き型空気入れでは、現状の空気圧の確認はできません。あくまでも空気を補充するための機材になるので、その点はあらかじめ押さえておきましょう。
基本的な使い方としては、まず正面に設置された空気圧を示すメーターを確認しながら、ダイヤルを回して補充する空気圧を設定します。もちろん、このときは事前に確認した適切な空気圧を設定する必要があります。設定が完了したら、エアバルブのキャップを外してノズルを接続します。
そうすると、「チリンチリン」「カーンカーン」という音とともに空気が補充されます。この音は適切な空気圧に達すると鳴り止むため、静かになったら空気の補充は完了です。
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空気ではなく「窒素ガス」を補充するメリット
昨今、空気の代わりに「窒素ガス」を補充する方が増えてきました。では、窒素ガスを補充するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
メリット1.走行中の音が静かになる
窒素ガスを補充すると、タイヤから伝わる騒音を抑えることができます。なぜなら、窒素には「音の伝達力が低い」という性質があるためです。路面やタイヤから伝わる雑音が低減されるので、静かで快適なドライブを楽しむことができます。
メリット2.タイヤの空気圧が下がりにくい
空気には窒素のほかに酸素も含まれています。酸素には「ゴムを通り抜けやすい」という性質があることから、タイヤの空気圧は自然と下がってしまうのです。
これに対し、窒素ガスは「ゴムを通り抜けにくい」という性質を持っています。
そのため、タイヤの空気圧が下がりにくく、これは結果としてタイヤの寿命を延ばすことにつながります。
ただし、窒素ガスは空気圧が「下がりにくい」というだけであって「下がらない」というわけではありません。そのため、空気圧の定期的なチェックは必ず行いましょう。
タイヤの劣化を防げる
窒素ガスには、タイヤの劣化を防ぐ効果もあります。その理由は、劣化の原因になるホイールやタイヤの酸化を抑えられるためです。タイヤのゴムやホイールの金属は、酸素・水分に触れることによって酸化が進んでしまいます。
窒素ガスは、通常の空気に比べて酸素量と水分量が少ないため、タイヤの酸化を防ぐことができるのです。酸化を防止できれば腐食の進行も抑えられるため、結果としてタイヤの劣化を防ぐことにつながります。
窒素ガスを補充することには、前述したようなうれしいメリットがあります。タイヤ1本あたり税抜500円程の料金はかかりますが、タイヤを長く使い続けるためにも継続的に補充することをおすすめします。
トラブルを防ぐためにも空気圧はこまめに確認しよう
空気圧が多すぎても少なすぎても、タイヤに大きな負担を与えてしまいます。そのため、タイヤを長持ちさせるには、適切な空気圧を把握したうえでこまめに点検・補充を行うことが大切です。
空気圧の点検・補充を頻繁に行えない場合は、空気の変わりに窒素ガスを補充するのがおすすめです。タイヤの空気圧が下がりにくくなるほか、タイヤの劣化も防ぎやすくなるため、タイヤを長く使い続けることができます。
窒素ガスは、ガソリンスタンドやタイヤ専門店で補充できるので、お近くの店舗に問い合わせてみましょう。
タイヤ専門店の「タイヤ流通センター」は、北海道から沖縄まで全国150店舗以上を展開しています。空気圧の点検はもちろん、窒素ガスの補充にも対応しています。このほか、タイヤ交換やバッテリー交換、オイル交換も行っているので、どうぞこの機会にお問い合わせください。
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現在、一級自動車整備士(整備士歴10年)として整備工場に勤務。専門学校卒業後、輸入車ディーラーに整備士として勤務、6年間で3社を経験。その他、「国家二級ガソリン自動車整備士」「国家二級ディーゼル自動車整備士」「アーク溶接」「低圧電気取扱者」の資格を保有。